例えば
「質問に答えられなかったらどうしよう」とか
「一人でいっぱい質問してくる人がいる場合どうしたら」とか。
「質問」が怖くてなかなか「先生」になれない、という人も
おられたりしますよね。
その気持ち、とてもよくわかります。
だけど、それだけで「先生」になることをあきらめるのは
もったいないし、
せっかく薬膳を学んだのにそれでは宝の持ち腐れですー。
私がこのことでよくお伝えしているのは、まず
「私が答えられない質問は私には来ない」ということ。
そして
「生徒さんの質問にすべて答える必要はない」ということ。
ひとつずつ解説していきますね。
まず「私が答えられない質問は私には来ない」についてなんですが
逆の立場で考えてみましょう。
あなたが何かのセミナーを受けていて
ふと疑問を持ったとき、
その質問を目の前の講師の先生に問うかどうか
一瞬考えると思うんです。
この質問について先生は答えを教えてくれるかな?って。
例えば薬膳のセミナーを受けていたとして
目の前の先生が薬剤師の先生だったとしたら
お薬(漢方薬)のことを詳しく聞けるかな、とか
料理実習も兼ねたセミナーをしてくれる先生だったら
食材の上手な使い方や調理方法を詳しく教えてくれそうですよね。
あと、子育て経験のある先生なら
子供向けにレシピをアレンジするとしたらどうしたらいいか
とかも教えてくれそう。
というように、
何が言いたいか、というと
質問する側も、この人に聞いたら答えが聞けるかどうか
事前に吟味している、ということです。
(わりと無意識にしてると思います)
だから自信を持って質問受けちゃってください!
ただもしわからない質問が来たら
「今すぐには答えられないので調べてお答えしますねー」
とその場を逃げてしまえばいいです。
(ただし、ちゃんと後からお答えしてあげてくださいね)
そして「全部答えるな」ということですが、
例えば長々質問して離してもらえないケースって
生徒さんご自身やご家族の健康相談が大半を占めていたりします。
あとは「これって病院行ったほうがいいですか?」的な
生徒さん自身が判断を委ねてきているケースとか。
でもね、これって医師や薬剤師、看護師など
日頃から医療現場でお仕事している人ならまだしも
薬膳専門家さんの多くはそうではない人だと思うので
答えるにも無理がありますよね?
なので、私だったら
薬膳専門家としてここまでは答えられますよ、という
選択肢を示して、あとはご自身で考えてみてね、だったり、
その日のお話の内容と関連するご質問であれば
ヒントだけお伝えして、あとは
今日のお話をもう一度思い出しながら考えてみてね、とか
最後は自分で考えてね、というスタンスを取ります。
だってこちらから答えをお伝えしたとしても
責任取れるわけじゃないですし笑
まあそれはさておいても、
自分の健康(あるいは病気の治療)のために何を選択するかは
最後は自分が決めるべきだと思うんですよね。
なので、むしろ第三者は結論を出さないほうがいいです。
(もしあなたが医療従事者の方なら
その立場から然るべきアドバイスをして差し上げればいいですね)
薬膳を学ぶ人や薬膳の先生ってね、
優しい人が多いです、ほんとに。
だから聞かれたことは全部答えよう、
答えないといけないと思っちゃうんだと思うんですが
それでは実際はその人のためにならないし
何よりあなたが疲れてしまう。
疲れてしまうと、活動自体ができなくなってしまいます。
だから適度にご自分を守りながら
上手に生徒さんと接してみることを意識してみてくださいね。
薬膳も少しずつ広まってきた感があります。
だからこそ、これからも息長く活動していきましょう。
そしてまだ活動することに躊躇している人は、
やってみると楽しいですよー先生って。
ぜひこのステージに思い切ってcome on! なのです♪
*
さてここでお知らせです。
ご存知の方の多いと思いますが、
つばめ薬膳アカデミーの公式ラインアカウントは
この6月1日の配信をもって定期的なメッセージの配信を
いったん終えることになりました。
2019年の春分からお届けしてまいりましたが
その間多くの方にご愛読いただき、感謝しております。
ありがとうございました。
それで、その代わりと言ってはなんですが、
長年放置していた(!)ブログを
この機会にまた少しずつ書いていこうかと思っています。
よかったらお立ち寄りくださいね。
(今月はまだ記事2つしかアップしてないけど)
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
https://ameblo.jp/malicoyakuzen
■6月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。
教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり
ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。
◇小満…5月21日
いわゆる麦秋と呼ばれる頃。
暦名の由来には麦が育ちほっと一安心できる頃、
という説があります。
・末候:麦秋至(むぎのときいたる)…6月1日
◇芒種…6月6日
米や麦などの種をまく頃。
田植えシーズン真っ盛りの頃です。
・初候:蟷螂生(かまきりしょうず)…6月6日
・次候:腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)…6月11日
・末候:梅子黄(うめのみきばむ)…6月16日
◇夏至…6月21日
1年で最も陽気が盛んとなる時期。
この頃から気温もぐんと上がって夏らしさを感じます。
・初候:乃東枯(なつかれくさかるる)…6月21日
・次候:菖蒲華(あやめはなさく)…6月27日
・末候:半夏生(はんげしょうず)…7月2日
◇小暑…7月7日
いよいよ厳しい暑さを感じるようになる頃。
多くの地域では梅雨明けを迎えます。
・初候:温風至(あつかぜいたる)…7月7日
・次候:蓮始開(はすはじめてひらく)…7月12日
・末候:鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)…7月18日
二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。
そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。
それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、
季節の変化を知る上でとても役に立ちます。
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今月の養生テーマ
「うっとうしい時期も体は水はけよく」
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毎月初めに公開の動画「つばめの養生メッセージ」。
今月も無事に公開済です。
アカデミーHPトップページからご覧ください。
つばめ薬膳アカデミーHP
https://tsubameyakuzen.com/
さて今月は6日に芒種、21日にはいよいよ夏至を迎えます。
早いですねー。
夏至を前にずいぶんと日が長くなりました。
遅くまで明るいと、なんだかワクワクするんですよねー私。
〜「水はけよく過ごす」ための薬膳のヒント〜
さて、今月の「養生メッセージ」では
痰湿体質を今月の注目体質として取り上げました。
アカデミーHPでは「トパーズタイプ」として
ご紹介しています。
https://tsubameyakuzen.com/contents_67.html
梅雨に入り、毎日すっきりしないお天気が続いていますね。
湿気は意外と体調に影響しやすいもの。
頭痛やお腹の不調など、この時期お悩みの方も多いと思います。
今月の動画の中では「水はけよく過ごす」ため
「湿気をはらう」方法として、
「発汗する」「利尿する」の2つの方法をお伝えしました。
これ、食薬の効能の言葉で言えば
前者は「発散解表」あるいは「芳香化湿」
後者は「利水滲湿」ということになるのですが
さて、これらの使い分け方、わかりますか?
意外と知らない人多いんじゃないかなー。
(私もちゃんと学ぶまで使い分けあることすら知らなかった)
実はですね、
これら2つの方法は湿邪が存在する場所で使い分けます。
前者の「発散」あるいは「芳香化湿」は
食薬の発散性によって湿邪を飛ばす方法。
なので、体の表面に近いところや上部にある湿邪を
飛ばすのに有効です。
つまり、湿気の影響を受けて頭が重く痛いとか
ムカムカするなど胃の調子が良くない時にぴったり。
対して「利尿」「利水滲湿」は
湿邪をいったん体内を通して尿として排出します。
だから体の中の方、
特に胃から下にある湿邪に対処したいときにぴったり。
足がむくんでつらいとか、湿気にやられて下痢が続くとか
なんていうときにおすすめの方法なんです。
これ、上手に使い分けられると
あなたの薬膳の効果がより実感できるようになりますよ♪
■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー
◎7〜8月の開講予定◎
◆薬膳を仕事にしたい人のための起業塾◆
https://tsubameyakuzen.com/contents_395.html
薬膳で何か活動したい、でも何をやったらいいかわからない。。。
そんなお声をきっかけに生まれたワークショップです。
あなたの資産(知識・経験・スキル)と薬膳に対する思いをベースに
「私らしい薬膳の活動」の姿を発見していきます。
次回は7月12日(水)スタートの予定。
オンラインクラスで行います。
7/12、26、8/9、23、9/6、20 いずれも13:30〜16:30
◆おうち教室作りワークショップ◆
薬膳の先生としてスタートするために
必要なものをまるっとパッケージ!
薬膳初学者さん向けのオリジナルセミナーを
講師用台本と一緒にお渡しします。
ロールプレイングを繰り返しながら、
先生デビューを目指しましょう。
次回は8月20日(日)スタートの予定。
オンラインクラスなので遠方の方でもOK!
8/20、9/10、24 いずれも10:30〜16:30
===
講座の内容を詳しく知りたい!という方はこちらでご質問ください。
◆薬膳師のための無料オンライン進路相談◆
https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html
薬膳資格を取ったそのあとは?
もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?
そんな疑問にお答えします。
もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップについての
ご質問も大歓迎!
気になる講座・ワークショップがあればまずこちらからどうぞ。
ご予約は6日前から。ご相談日はご予約カレンダーでご確認ください。
https://tsubameyakuzen.com/calendar_10.html
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◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆
月ごとに平日と週末の各1回開催。
「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、
中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。
7月…「夏バテ」…7月2日(日)13:30〜15:30
※教室受講、オンライン受講、録画視聴からお選びいただけます。
(教室受講の受付は開催日の1週間前まで、その他は前日までです)
https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html
◆「今こそしっかり基礎固め!薬膳の基礎 復習講座」◆
昨年春に期間限定で配信した動画講座を
今年も7月31日までの期間限定で配信中です。
お申し込みは7月15日までの受付となります。
詳しい内容はこちらのページをご覧ください。
https://tsubameyakuzen.com/contents_303.html
このほかの講座・ワークショップについては
現在ご希望者様からのリクエストによる開講方式をとっております
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