こんなことを考えだしたのは、
ふとしたきっかけでこんな経験を思い出したから、なんです。
今から遡ること3年ほど前、
とある方(男性・50代・公的機関にお勤め)とお話をしていました。
その方は私の活動内容も一応ご存知の方です。
で、ふとした拍子に言われたのが
「それ(私の活動)って夢とか趣味みたいなもんですよね?(要約)」
という一言。
その時は「はあそうなんですかねー」と受け流しましたが
胸の中にはモヤッとしたものがありました。
少なくとも私自身は仕事としてやってるのだけど、
はたから見ると「趣味」に見えるんだー。
それってやってることが「(まだ一般的でない)薬膳」だから?
自分で教室開いて教えることって「おけいこごと」に見えるのかな?
企業相手の取引をやってないと、仕事・職業としては見られないのかな?
などなど、頭の中をいろんなことがぐるぐる回り
最終的には「なんだかなー」で考えることをやめた記憶があります。
まあ話をした相手が悪かったんでしょうね笑
で、そんなある意味封印しておきたい記憶がふと蘇ったのは
「薬膳を仕事にしたい人のための起業塾」の
ホームページ編集作業をしていた時でした。
(あ、いまだに公開できておらずすみません。。。)
起業塾のキャッチコピーは
「夢をカタチに 自信を持って活動スタート」
というものなんですが、
実際のところ、私自身、今の薬膳に関わる活動って
「夢」と思ったことはないなあ、とふと思っちゃったんです。
どっちかというと「お役目」という感じ。
ふとしたきっかけで薬膳の講師をすることになり
やってみたらすごーく楽しくて、
でもそんな中でいろんな壁にもぶち当たり
そうしながらもなんやかんやで10年以上続けてこられた。
だから、そんな私のこれまでの経験や知識を
薬膳に魅力を感じ、誰かに伝えたい
そんな思いを持っている人におすそ分けすることで
その背中を後押しできないかな、
それが先に舞台に立たせてもらった私のお役目だよね、
というのが正直な気持ちなんです。
だからどっちかというと
夢というよりは「やらなくちゃ」という
ちょっと義務感的なところがあったりします。
(義務感と書くとツラそうな感じがしますが、
本人的にはそんなことはないですよ♪)
だけど一般的にはやってることは「趣味」と受け取られちゃう。
うーーーーん。
じゃあ「仕事」と「趣味」の違いってなんだろう?
と思ったわけです。
例えば「自分の好きなことをやる」って「趣味」?
でも「仕事」になっている人だっていますよね。
お金をいただいたら「仕事」で、いただかなければ「趣味」?
それもなんか違う気がする。。。
そんなことが頭の中でぐるぐる回っている時にふとひらめいたんです。
「あ、そういえば、私って1日の大半は薬膳のこと考えてるなー」って。
例えば食事で何食べるか、という時に
薬膳だったら、ということはもちろん考えているし
電車での移動時間はインスタ投稿したり、次のネタ考えたり、
お風呂で湯船に浸かってぼーっとしている時に
「明日の講座、あのことをどう説明しよう」とか考えていたり。。。
寝ている時間を省けば、それ以外はほぼ全て
薬膳のこと、つばめのことを考えているなー、と思ったんですよね。
話は変わって、
「薬膳を仕事にしたい人のための起業塾」は6日間のワークショップですが
その修了生さん限定のオンラインサロンが実はあります。
起業塾修了後、活動スタートに向けてのフォローの場、という位置付けです。
昨日、そのサロンのオンラインミーティングがありました。
今回は特別ゲストとしてつばめの受講生さんで
現在、自宅サロンやカルチャーセンターの講師として活躍している
立石明巳さん(https://ouka-yakuzen.com)をお呼びし対談をしました。
そこで、明巳さんにも聞いてみたんです。
「1日のうちで薬膳のことを考えているのって何時間ぐらい?」って。
そしたら彼女の答えは「24時間」!
やっぱりー!
何かしら思いを持って活動している人って
そのぐらいの濃さで薬膳と関わっているのですよね。
なんだかちょっとモヤモヤがスッキリする感じがしました。
*
さてあなたはここまで読んでどんなふうにお感じになったでしょうか?
ちなみに、今回お伝えしたいのは
薬膳と親しむ、薬膳を伝える、ということに対して
「仕事」だからいい、価値がある、
「趣味」だから悪い、価値がない、
ということを言いたいわけではありません。
大事なのは「薬膳に対して魅力を感じている」そして
それを「伝えたい」という気持ちである、ということを
まず言いたいのだと理解してくださるとうれしいです。
(だから「私は薬膳は趣味!」という講師さんがいてもいいんですよ)
そして私はそんな人を自分の知識・経験をおすそ分けしながら
活動に繋げていただくべく、全力で背中を押したいと思っています。
とはいえ、その「薬膳を伝える」ということを
仕事にする人が増えていかないと
なかなか薬膳の普及って進んでいかないわけで。
ということは、「薬膳を伝える」ということが
一つの職業として一般にも認識されるよう
これからも頑張っていかないとなー、と思いますし、
私や明巳さんみたいに
1日の大半、頭の片隅にずーっと「薬膳」のことがあるような
そんな熱量を持った人がどんどん増えるような
企てとか発信をやっていくのもお役目かな、と思ったりしています。
*
今回はちょっと重たい話だったかな?
もちろん人によって考えは様々だし
「1日の大半をって無理と思う私は薬膳のことを伝える資格はない?」
なんてことは絶対にありません(断言)
だって、楽しかったドラマ、美味しかったお店、ラブいあの人(!)など
「好きなこと・もの」については
やっぱり人にしゃべりたい、伝えたいですから。
薬膳との関わり方は人それぞれでいいのです。
ただ私としては、その熱量をこれからもっと上げたいな、
そんな熱い人を増やしたいな、
そして、そのためのあれこれをやっていきたいな。
そんなふうに今は思っています。
■4月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。
教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり
ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。
◇春分…3月21日
いよいよ陽気が地上を支配し、一気に春めいてくる頃。
早いところでは桜が咲き始めることも。
・末候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)…3月31日
◇清明…4月5日
万物が清々しく明るくなる頃。
春らんまんというにふさわしい時期です。
・初候:玄鳥至(つばめきたる)…4月5日
・次候:鴻雁北(こうがんかえる)…4月10日
・末候:虹始見(にじはじめてあらわる)…4月15日
◇穀雨…4月20日
この頃に降る雨は穀物をうるおし、ぐんと成長を助けます。
・初候:葭始生(あしはじめてしょうず)…4月20日
・次候:霜止出苗(しもやみてなえいずる)…4月25日
・末候:牡丹華(ぼたんはなさく)…4月30日
◇立夏…5月6日
暦ではいよいよ夏のスタートです。
ぼちぼち暑さ対策も必要になってきます。
・初候:蛙始鳴(かわずはじめてなく)…5月6日
・次候:蚯蚓出(みみずいずる)…5月11日
・末候:竹笋生(たけのこしょうず)…5月16日
二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。
そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。
それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、
季節の変化を知る上でとても役に立ちます。
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今月の養生テーマ
「変化の多い今だからストレスと上手に付き合おう」
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毎月初めに公開の動画「つばめの養生メッセージ」。
今月も公開しております。
アカデミーHPトップページからご覧ください。
つばめ薬膳アカデミーHP
https://tsubameyakuzen.com/
さて今月は5日に清明、20日に穀雨を迎えます。
季節はまさに春爛漫。
今年は桜の開花が早かったですが、
こちら神戸ではそろそろツツジやフジが咲き始めています。
たくさんのお花の開花と共に
新芽や若葉がぐんと育って色濃くなる時期です。
〜「ストレスと上手に付き合う」ための薬膳のヒント〜
さて、今月の「養生メッセージ」では
気鬱体質を今月の注目体質として取り上げました。
アカデミーHPでは「サファイアタイプ」として
ご紹介しています。
https://tsubameyakuzen.com/contents_65.html
さてさて「ストレス」というとどんなイメージがありますか?
おそらく多くの人が「嫌なもの」「持ってはいけないもの」
というイメージを持っているのではないでしょうか?
でも「ストレス」って適度にあることは
「やる気」「頑張る気持ち」を奮い立たせる刺激にもなります。
そう、「適度」というのがミソ、というわけです。
とはいえ、日頃自分も含めていろんな人を観察して思うのですが
多くの人は「過度」なストレスを日々抱えているようにも見えます。
そして「過度」が過ぎる人ほど「自分にはストレスはない」と
思い込んでる(というか言い聞かせてる)感じもしますねー。
基本、私たちって「ストレスを抱えている」と
思いたくないところがあるんですよね。
だけど体は正直。
観察すると「ストレスのサイン」を発していることがよくあります。
今月の動画では、そんな体が発するストレスのサインを
4種類に分けてお話ししてみましたので参考にしてみてください。
さてストレスと上手に付き合うための薬膳のヒントということですが
まず取り入れるといいのが「香りのいいもの」。
香りは、科学的にいうと細かな香り物質が周りに飛び散り、
私たちの嗅覚を刺激して感じるもの。
つまり発散性が強いものなのですね。
ストレス状態、すなわち気鬱(気滞)は
気が流れず固まっている状態ですから
香りの発散性を使うことで固まった気を散らし
流れを整えることができる、というわけです。
だから薬膳であれば香草とか薬味、柑橘類はぜひ使ってほしいし
例えば食欲がない時なら、食べ物ではなく
アロマオイルとかでもまずOK。
ぜひお好きな香りのものを楽しみましょう。
ただ、香りって人によって好みの違いも大きいです。
使う時はぜひご自身が「いい香り」と思うものを選びましょう。
嫌いな香りだと余計にストレスがたまっちゃいますからねー笑
■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー
◆「今こそしっかり基礎固め!薬膳の基礎 復習講座」◆
昨年春に期間限定で配信、好評をいただきました動画講座です。
今年も7月31日までの期間限定で配信中。
薬膳基礎理論のうち「気血津液学説」「蔵象学説」に絞り、
「精・気・血・津液」編、「肝・心・脾」編、「肺・腎」編の
全3回の講座です。
お申し込みは7月15日までの受付です。
詳しい内容はこちらのページをご覧ください。
https://tsubameyakuzen.com/contents_303.html
なお、本動画講座の配信は今回が最後となります。
気になる方はこの機会にぜひ!
(動画講座自体は、今後も新しいものをリリースしていく予定です)
◆薬膳プロ・スキルアップ講座 プレミアムコース◆
これまでスキルアップ講座のアドバンスコースに含めていた
陰陽五行学説・診断学・方剤学の6回の講義を
新たなコースとして独立させ
「プレミアムコース」としてリニューアルしました。
またコース分離に伴い、内容も見直し。
陰陽五行学説の回を1回にまとめ、経絡学説の回を加えました。
いずれもマスターしておくと、弁証やレシピ作成のスキルが
ぐーんとアップする内容です。
https://tsubameyakuzen.com/contents_322.html
現在開講スケジュールを調整中です。
ご興味ある方、受講をご希望の方はぜひお問い合わせください。
https://tsubameyakuzen.com/webform_41.html
ご都合をお聞きし、スケジュールを設定いたします。
◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆
月ごとに平日と週末の各1回開催。
「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、
中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。
5月…「ダイエット・肥満」…5月7日(日)13:30〜15:30
6月…「更年期」…6月4日(日)13:30〜15:30
※教室受講、オンライン受講、録画視聴からお選びいただけます。
https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html
◆薬膳師のための無料オンライン進路相談◆
2月より不定期ですがご相談日を設定、枠が増えました!
薬膳資格を取ったそのあとは?
もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?
そんな疑問にお答えします。
もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップの内容について
いろいろ質問したいという方も大歓迎!
こちらのページで詳しくご案内しています。
https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html
ご相談日はご予約カレンダーでご確認ください。
https://tsubameyakuzen.com/calendar_10.html
◆薬膳を仕事にしたい人のための起業塾◆
次回は7月開講を予定しています。
お知らせ今しばらくお待ちください。
◆薬膳プロ・スキルアップ講座◆
ベーシックコース
https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html
アドバンスコース
https://tsubameyakuzen.com/contents_20.html
◆おうち教室作りワークショップ◆
https://tsubameyakuzen.com/contents_236.html
上記の新クラスについては現在リクエストによる開講とさせていただいています。
受講希望の方は下記のフォームよりお問い合わせいただくか、
「オンライン進路相談」または
「つばめ講座説明会」をご予約ください。
講座開講お問い合わせフォーム
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そのほかの講座・セミナーについては
つばめ薬膳アカデミーホームページをご覧ください。
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