神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
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【月刊つばめ通信】2023年1月号

2023/01/12
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薬膳を仕事にする人のためのメルマガ
月刊つばめ通信 2023年1月号
https://tsubameyakuzen.com
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こんにちは。渡辺真里子です。
2023年も明けて早くも2週間近くとなりました。
おだやかな新年をお迎えのことと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


SNS等でご存じの方もおられると思いますが
私、年末にコロナにかかってしまいました。
高齢者と同居しているため、
年越し、三が日は療養先のホテルで。
なかなかに味わえない体験をしてきました。

おかげさまで症状は軽く、
今はもうほぼほぼ通常運転まで回復しています。
ご心配くださったみなさま、
お見舞いのメッセージなどくださったみなさま
ありがとうございました。

という前置きはここまでまとして、

今月はありがたくも
「おうち教室作りワークショップ」と
「薬膳を仕事にしたい人のための起業塾」
それぞれの新クラスが開講します。

今はその準備の真っ最中。

そんな中でふと思ったことを書いてみようと思います。



ーーー



いずれのワークショップもこれまで広い年代の方に受講いただきました。

が、その中でも特に最近多くなってきたなーと思うのが50代の方。


まあこれは、私が同年代だから、ということもあるでしょうが、

受講生さんや進路相談を受けてくださった方からお話を聞いた感じだと

それまで頑張ってきたお仕事も定年が少しずつ見えてきたり

ご家庭ではお子さんが独立して家族の形が変わって行ったり

というような「ひと段落」の時期を迎えたことで

思い切って自分の好きなことをやりたい、という思いが

ふつふつと湧いてきた方が多いのかな、という印象があります。


すてきですね。


ただ、これは人にもよるのですが

そんなふつふつと心の底から湧いてくる情熱がありながら


「でも私なんてなんの取り柄もないし」

「これから始めたところで私には無理なんじゃない?」


などなど、

せっかくの気持ちを自らフタをしてしまおうという人も多いのです。


なんだかもったいないなーと思うのと同時に

この年代になったからこそ見方をちょっと変えてみるといいのにな

というふうにも私は思います。


で、先日の進路相談でふと口をついてでた例え話が

自分でもなんだか目からウロコだったのでちょっと紹介させてください。



例えば、新しい活動やお仕事にこれからチャレンジするとして

その意味合いというのは年代によって違うと思うのです。


これは私がこれまで転職を繰り返してきた経験からも感じるのですが


20代のチャレンジって

自分の世界を広げ、経験を積むためだったりします。


30代、40代のチャレンジって

これまでの経験・スキルを使って

ステージアップを目指すことだったりします。


どちらも上昇志向を感じますよね。


だから、自分の能力にプラスした何かが必要になったりする。

学びだったり人脈だったり技術だったり。


ですが、50代あるいはそれ以降って

もう一般的にはリタイアも見えてきている年代なので

上昇するため、ではないように思うのです。


むしろ、これまで自分が培ってきたもの、得てきたものを使って

いかに自分らしく活動するか、仕事をしていくか、ということが大事。


例えば、いいお酒を作ろうとすると

いいお米、いいお水、いい麹が必要で

そこに熟練の杜氏さんの技術が加わることで出来上がるわけです。


20代、30代、40代の人たちというのは

いいお水を探したり、あるいは品種改良していいお米を作ったり

ということがまだまだ必要な段階だと思うのですが


50代以上になると、それこそすでにいろんな経験を持っているわけで。


つまり、

いいお米、いいお水、いい麹といった「いい材料」は

もうすでに各々手にしていると思うのです。

そしてそれを上手に扱いながらおいしく醸すことが

おいしいお酒を作るのにまず重要なことなんじゃないかな。


この「いい材料」というのは

ご自身のこれまで働いてきた、あるいは家庭を築いてきた経験であったり

これまで学んできた知識であったり

これまでの仕事や生活の中で培ってきたスキルということです。


そしてそれを醸すのに大切なのは

「自分はどうしたいか」

「活動を通じてどんな気持ちを味わいたいか」

「自分の活動を通じてどんな人の笑顔を見たいか」

といった「思い」だと感じます。


(誤解のないように補足しますが

 もちろん若い世代の方もこの「思い」は大切かつ重要ですよ)


何をいいたいのかというと

薬膳の資格を取るまで勉強した方なら

50代以降の方は「薬膳で活動する」ために必要な材料は

もうすでに持っているのです。

それよりも大切なのは、あなたの思い。


「薬膳で活動したい」

「薬膳を伝えたい」


という思いです。


だからまずご自身の持っている材料(経験、知識、スキル)は

他の人にはないすばらしいものだと認めてあげてください。


そして一度しっかりとご自身の思いを見つめて

「薬膳を伝えることでどんな気持ちを味わいたいか」

「薬膳の活動を通じてどんな人を笑顔にしたいか」

ということを考えてみてください。


それがいい材料を上手に醸し、おいしいお酒を作ることに繋がります。


「ない」ことに注目してプラスすることを頑張るよりも

いかにご自分が持っているものを上手に活かすことを考えましょ。


私もね、

去年「起業塾」を作って始めたことは

この「醸す」工程だったのだと確信を持って言えます。


そんな年代なんですよ、50代って笑


なので、これを読んでくださっていて

「薬膳で何かやりたいなー」と思っていて、でも

「私なんてなんの取り柄もないし」

「これから始めたところで私には無理なんじゃない?」

なんて思って足踏みしている50代以上のみなさん!


もう観念してください!

「私はもうすでにいい材料を持ってる」って笑


そしてその上手な醸し方は

つばめの起業塾でお伝えしていますので

必要あらばぜひ!ご参加くださいね。


「薬膳を仕事にしたい人のための起業塾」、

次期第4期は4月の開講を予定しています。

ご興味のある方は、まずオンライン進路相談や

講座説明会(2月以降定期的に開催の予定)にご参加お待ちしています。



あ、今回のメルマガ、

50代以上限定みたいな内容になっちゃいましたが

40代以下の若い世代の方ももちろん

つばめはしっかりサポートしますよ。

ご自身ならではの「いい材料」作りをぜひお手伝いさせてくださいね。

そして今しかできないおいしいお酒をご一緒に楽しく作りましょう。


前回も書きましたが、

私の夢はフツーの人の日常の中に薬膳の知識が浸透し

活用されている世界を見ること。


そのために、ひとりでも多くの

「薬膳の伝え手」さんに活動してほしい。

つばめはそのサポートを今年も精力的にしていきたいと思っています。



■1月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。

教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり

ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。


◇冬至…12月22日

 1年で最も陰が盛んになる時期。

・末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)…1月1日


◇小寒…1月6日

 1年で最も寒い1ヶ月のスタート。

 「小寒」当日は「寒の入り」とも呼ばれます。

・初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)…1月6日

・次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ)…1月10日

・末候:雉始鳴(きじはじめてなく)…1月15日


◇大寒…1月20日

 寒さはここがピーク。

 この時期を過ぎれば暦はいよいよ春を迎えます。

・初候:欸冬華(ふきのはなさく)…1月20日

・次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)…1月25日

・末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)…1月30日


◇立春…2月4日

 二十四節気はここが1年のスタート。まだまだ寒いですが、暦では春の到来です。

・初候:東風解凍(はるかぜこおりをとく)…2月4日



二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。

そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。

それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、

季節の変化を知る上でとても役に立ちます。



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今月の養生テーマ

「寒さ厳しい時期、寒さ対策は万全に」

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最近月初めの公開ということが形骸化してきている感じがしますが(汗)

今月の動画「つばめの養生メッセージ」は先日ようやく撮影ができまして

現在編集作業中です。

(これがまた、なかなか時間が取れずに進まない。。。)

テーマは上にも書いたように「寒さ厳しい時期、寒さ対策は万全に」

ということでお話ししておりまして

この2023年は体質の視点も絡めつつ、

この時期の養生や薬膳のことをご紹介しています。

公開、もうしばらくお待ちくださいねー。

アップ次第、アカデミーサイトのトップページからご覧いただけます。


つばめ薬膳アカデミーHP

https://tsubameyakuzen.com/



さて今月は6日に小寒、20日には大寒を迎えます。

文字通り寒い時期。

この2つの節気の期間を「寒」の期間といい、一年で最も寒い時期です。

ここを抜けると暦は「立春」。

春がやってきます。

そう思うと、この寒さ厳しい時期も

なんとか乗り越えられそうな気持ちになってきますよね。


〜「寒さ対策を万全に」するための薬膳のヒント〜


寒さ対策については、先々月(11月)に

基本的な考え方と具体的な方法を動画でお話ししていますので

改めて参考にしていただけるとうれしいです。


で、今回はその補足的なお話をしたいと思います。


〇〇対策、というと、

私たちはつい「これをやれば」とか「これを食べれば」とか

今の生活にプラスアルファすることを考えがちですよね。


今月のテーマ、寒さ対策もしかり。


分厚い上着を着たり、カイロを当てたり

あるいは温熱性や補益の効能を持つ食材を選んで食べたり。


もちろんそれは正しい方法です。


なんですけど、

養生というのはバランスを取るということが最も重要なわけで、

過剰にしてしまうと今度は逆に体内に熱がこもってしまい

かゆみやできもの、不眠やイライラなどを

引き起こしてしまうこともあります。


特に冬の身体はそもそもできるだけ熱を逃さず

寒さを中に入れないよう

毛穴がしっかり固く閉じるようになるので

熱がこもりやすい状態になっています。


だから例えば温熱性のもの、お餅とか香辛料とかを冬にちょっと続けて食べただけで

胃に熱がこもってしまい、

口角が切れたり口内炎ができてしまったりということが起こりがち。


基本はとても大事ですが、

さらに養生上手になるには

その時々の体の状態、サインをしっかり読み取って

日々調節することが大切です。


一方、「寒い」「冷える」といいつつも

普段から生ものや冷たいものを口にしがち、という人もよく見かけます。

(こたつにアイスクリーム最高!とか言ってたり笑)


個人的には、温めるものを摂ることを意識する前に

冷やす原因を無意識のうちに作ってしまってないかを

先に一度振り返ってみる方がいいんじゃないかな、

と思うのですがいかがでしょうね?


しょっちゅう冷たい飲み物(ビールなどお酒も含めて)飲んでませんか?

あっさりしてるから、カロリー低いからと言って

生ものばかり食べてません?


そのあたりから振り返ってみるといいんじゃないかなー。

これ、私の黒歴史から学んだことなんですけどね笑



■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー


◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆

月ごとに平日と週末の各1回開催。

「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、

中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。

2月…「めまい・頭痛」…2月5日(日)13:30〜15:30

3月…「胃腸の不調」…3月5日(日)13:30〜15:30

※教室受講、オンライン受講、録画視聴からお選びいただけます。

https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html



◆次回は20日。薬膳師のための無料オンライン進路相談◆

薬膳資格を取ったそのあとは?

もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?

そんな疑問にお答えします。

もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップの内容について

いろいろ質問したいという方も大歓迎!

前日まで受け付けています。

お申し込みはこちらからどうぞ。

https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html



◆薬膳プロ・スキルアップ講座(薬膳レシピ作成スキルアップ講座)◆

 ベーシックコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html

 アドバンスコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_20.html

◆おうち教室作りワークショップ◆

  https://tsubameyakuzen.com/contents_236.html



上記については現在リクエストによる開講とさせていただいています。

受講希望の方は下記のフォームよりお問い合わせいただくか、

「オンライン進路相談」をご予約ください。


講座開講お問い合わせフォーム

https://tsubameyakuzen.com/webform_41.html



そのほかの講座・セミナーについては

つばめ薬膳アカデミーホームページをご覧ください。

https://tsubameyakuzen.com



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