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【月刊つばめ通信】2022年12月号

2022/12/14
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薬膳を仕事にする人のためのメルマガ
月刊つばめ通信 2022年12月号
https://tsubameyakuzen.com
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こんにちは。渡辺真里子です。
今月も「月刊つばめ通信」をお届けします。

12月も半ばとなり、寒くなりましたねー。
公式LINEにも書いたのですが、
実は一昨日、誕生日を迎えまして。
リフレッシュも兼ね、奈良へ出かけておりました。
紅葉はもうそろそろ終わり、という感じでしたが
真っ青な空に映えてとてもきれいでした。

歳をひとつ重ねるたびありがたさも感じるようなお年頃になりましたが
今回は春先に入院・手術をしたこともあり、
この日を迎えたことにはちょっと感慨深いものもありました。

というか、入院してからまだ1年経ってないのね。意外〜笑
なんかいろいろありすぎたのですよ、この1年。


さて一昨日に配信した公式LINEでは
病気の最初の発覚(というか、自分でしこりを見つけた)から
実はちょうど10年なんです、というお話から
今のつばめでやっている「薬膳を仕事にしたい人のサポートをする」
ことへの思いみたいなことを書いたのですが、

気分的にまだ言い足りない感じ(!笑)なので
このメルマガではもうちょっと突っ込んだことを書きたいと思います。

LINEも読んでくださっている方には
「またかー」的なお話かもですが、
お付き合いいただければ幸いです。


ーーー



一昨日のLINEでは


治療期間中の体調の波を自分なりに対処できた経験から

「薬膳・中医学の知識があるとお守りになる」と感じている。


だからそんなお守りを持つ人を一人でも増やしたいと思うし、

そのためには薬膳を仕事にする人が増えてほしい。


特に薬膳に魅力を感じ、資格を取るほどに真剣に学んだ人こそ

薬膳を伝えていってほしい。


そんなことを書きました。


まあ、これはあくまで「私個人の思い」なので

資格を取ったからって必ず「薬膳の伝え手」さんにならないといけない

という話ではないです。念のため。


だけど、そこまで真剣に、時間もお金も労力もかけて学んだのに

試験に合格しました、はい終わり、では

本当にもったいないと思うんですよね。


最近、よく受講生さんたちともお話をするのですが

薬膳の勉強って資格を取った後からの方が

断然おもしろくなってきます。


なぜなら、薬膳の資格を取るまでの勉強って

メインは薬膳・中医学の言葉や考え方を知っていくことなんです。

そして、その知識を使っていろんな病気のメカニズムを知っていったり

症例に取り組んだり、というのがその次の段階です。


例えていうなら、海外で何かを学ぶために留学するとして

まず現地の言葉を学び会話をマスターする段階が

薬膳資格取得までの勉強という感じ。

そしてマスターした言葉を使って本来学びたいことを学んでいく段階が

資格取得後の勉強というイメージです。


だから、資格を取ったところで薬膳の勉強から離れてしまうのは

本当にもったいないし、

本当の薬膳のおもしろさ、すばらしさを実感しないままなのは

とても残念だな、と思います。


で、こう書くと

「私は資格を取った後も学び続けてますが何か?」

と思う方も多いと思いますが汗


そんな学び続けている方も

「伝える」ことは何らかの形で始めていったほうがいいです。


これは陰陽の概念で説明できることなんですけれど、

「学ぶ」ということは知識を取り入れる、

インプットするということですから

「内向き」の行動、つまり「陰」です。


一方「伝える」ということは持っている知識を人にわかる形で出す、

アウトプットするということですから

「外向き」の行動、つまり「陽」になります。


陰と陽の特徴は薬膳の勉強の最初の方で習ったと思いますが

(対立とか互根とかね)

そもそも陰と陽は合わさることで新たな一(いち)を生むのです。

男女が交われば新たな命が生まれるようにね。


つまり何が言いたいのかというと、

より深く学び理解したければ、同時に伝えることもやると

とても効率よく深く学ぶことができますよー、ということ。

「学ぶ(陰)」と「伝える(陽)」を掛け合わせることで

さらに新たな知識を身につけることができる、ということです。


実際、私自身は講師活動をするようになってから

勉強をするときの視点が変わりました。

それまでは「どう理解するか」だったのが

「どう説明したら理解してもらえるか」というように。


だから同じ基礎の勉強も何度か繰り返し学んでいたように思うし

聞くたびに新しい発見をしていたように思います。


なので、

(ずいぶんと回りくどい文章になりましたが苦笑)


これから試験を目指していく人は、

ぜひその次の学びのステップも考えてみてください。

そしてすでに資格をとった上で勉強も続けている人は

同時に「伝える」ことも始めてみてください。

それは仲のいいお友達に伝えるなど小さな一歩で構いません。


きっとあなたなりの新たな発見があると思いますよ!


そしてそこから「薬膳の伝え手」としてご一緒に歩んでいきましょう。


そうやって「薬膳の伝え手」が少しずつ増えていくことで

薬膳がより多くの人たちの生活に染み込み、

根ざしていくようになるのだと思います。



最初に紹介した一昨日のLINEで

私は10年前に「あと30年仕事をしようと目標を立てた」

と書いたのですが

これ、「薬膳がより多くの人たちの生活に染み込み、根ざしていく」

その様子を30年後に見たい、という思いでもありました。


もうすでにそれから10年近く経って、あと20年なんですが笑

ちょっとはその夢に近づいているのかな。


その夢を一緒に見てくれる仲間が

少しずつでも増えていってくれるといいな、と思う今日この頃です。




■12月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


12月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。

教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり

ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。


◇小雪…11月22日

 山間部では雪がちらつくようにもなる頃。

 色鮮やかな紅葉もそろそろ終わりを迎えそうです。

・次候:朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)…11月27日

・末候:橘始黄(たちばなはじめてきばむ)…12月2日


◇大雪…12月7日

 いよいよ平野部でも雪が降るようになる頃。

 空気も冷えてぐんと冬らしさを感じるようになります。

・初候:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)…12月7日

・次候:熊蟄穴(くまあなにこもる)…12月12日

・末候:鮭魚群(さけのうおむらがる)…12月17日


◇冬至…12月22日

 1年で最も陰が盛んになる時期。

 ここからクリスマス、お正月と一気に華やかになっていきますね。 

・初候:乃東生(なつかれくさしょうず)…12月22日

・次候:麋角解(さわしかのつのおつる)…12月26日

・末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)…12月31日


◇小寒…1月5日

 1年で最も寒い1ヶ月のスタート。

 「小寒」当日は「寒の入り」とも呼ばれます。

・初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)…1月5日

・次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ)…1月10日

・末候:雉始鳴(きじはじめてなく)…1月15日


二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。

そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。

それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、

季節の変化を知る上でとても役に立ちます。



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今月の養生テーマ

「血行を良くしてすみずみまであたたかく」

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今月はおかげさまで動画「つばめの養生メッセージ」、

順調にアップできましたー。

アカデミーHPのトップからご覧になれますので、

ぜひこの時期の養生の参考にしてくださいね!


つばめ薬膳アカデミーHP

https://tsubameyakuzen.com/



さて今月は7日に大雪、そして22日にはいよいよ冬至を迎えます。

一年のうちで陰が極まる時期。

「陰」ということは寒さ、暗さのほかに下降する、静かで動かない

といったキーワードが思い浮かびますね。

そう、この時期は動きを止めて静かに過ごすのが自然に則した過ごし方ということになります。


12日からの七十二候「熊蟄穴」のように冬眠に入る動物たちも

多くなるのですが、

私たち人間は、というと、クリパだったり忘年会だったり、

そして年末年始の帰省や旅行でお出かけする人も多くなるのかな?


その前に年末はどうしても忙しくなりやすいもの。

そこに寒さも加わると、血行はどうしても悪くなりやすいでし。

日中あわただしいのは仕方ないですが、

夜はできるだけゆっくり休み、しっかりと英気を養っておきましょう。

血行を良くするにはストレスの解消も大切ですよ!



〜「血行を良くしてあたたかくすごす」のための薬膳のヒント〜


血行を良くする、というと薬膳的な効能としては「活血」を考えますが

もうひとつの視点として「気は血の帥(すい)」

つまり気の流れによっても血流は支えられている、

ということも思い出してくださいね。


ということで、動画の今月のおすすめ食材編では

「活血」と「理血(行気)」の食材をご紹介しました。


ただ、ですね。。。


実は血流というのは血が充満しているほど流れは良いのですが

少なくなる、つまり血虚になると緩慢になりやすくもなります。

(しばらく雨が降らないと川の水も減って

 流れが遅くなるのと同じ理屈です)


そして、血虚で血行が悪い場合、活血して強引に血行を良くすると

逆に不具合が起きやすくなるんです。

例えばめまいを引き起こしたり、立ちくらみしやすくなったり。

あと、かゆみが出てきたりすることもあるかも。


なので、血行が悪い時は血虚が進んでいないかどうかを

しっかりと見極めましょう。

活血するときは、補血も合わせて行うようにすると安心ですよ。



■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー


◆つばめ講座説明会◆

毎回好評の「薬膳を仕事にしたい人のための起業塾」。

次回は来年1月の開講を予定しています。

そしてそれに先立ち、講座説明会をオンラインで開催しますので

ぜひご参加ください。

当日はご希望に合わせて他の講座のご説明も可能です。

12月18日(日)13:30から最大60分程度です。

https://tsubameyakuzen.com/contents_393.html



◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆

月ごとに平日と週末の各1回開催。

「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、

中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。

1月…「花粉症」…1月8日(日)13:30〜15:30

2月…「めまい・頭痛」…2月5日(日)13:30〜15:30

※教室受講、オンライン受講、録画視聴からお選びいただけます。

https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html



◆次回は20日。薬膳師のための無料オンライン進路相談◆

薬膳資格を取ったそのあとは?

もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?

そんな疑問にお答えします。

もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップの内容について

いろいろ質問したいという方も大歓迎!

先ほどご紹介した「つばめ講座説明会」にご予定が合わない方には

こちらでのご説明も可能です。

前日まで受け付けています。

お申し込みはこちらからどうぞ。

https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html



◆おうち教室作りワークショップ◆

セミナーレジュメやタイムスケジュール、講師用台本など

おうち教室をスタートするために

必要なものをまるっとひとつにパッケージした人気のワークショップ。

ロールプレイングを繰り返しながら、薬膳講師としての自信をつけていきます。

来年1月13日(金)よりオンラインでの開講が決定しました。

1月13日・27日・2月10日の金曜日クラスです。

受講を検討中だった方はぜひこの機会に!

https://tsubameyakuzen.com/contents_236.html



◆薬膳プロ・スキルアップ講座(薬膳レシピ作成スキルアップ講座)◆

 ベーシックコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html

 アドバンスコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_20.html


上記については現在リクエストによる開講とさせていただいています。

受講希望の方は下記のフォームよりお問い合わせいただくか、

「オンライン進路相談」をご予約ください。


講座開講お問い合わせフォーム

https://tsubameyakuzen.com/webform_41.html



そのほかの講座・セミナーについては

つばめ薬膳アカデミーホームページをご覧ください。

https://tsubameyakuzen.com



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