神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
  1. 「月刊つばめ通信」バックナンバー
  2. 月刊つばめ通信
  3. 【月刊つばめ通信】2021年7月号
 

【月刊つばめ通信】2021年7月号

2021/07/09
■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━
薬膳を仕事にする人のためのメルマガ
月刊つばめ通信 2021年7月号
https://tsubameyakuzen.com
────────────────■◆■


こんにちは。渡辺真里子です。
今年もいよいよ下半期に入りました。早いですね〜。
夏至もすぎ、7月に入ってから急に蒸し暑さ度も増したように思います。
暑邪、湿邪に負けないよう、しっかり対策していきましょう。


ーーー



さて、つばめ薬膳アカデミーでは

「つばめ相談室」や「無料オンライン進路相談」で

すでに講師活動をされている方のお悩みをお聞きする機会も多いのですが

 

最近増えてきたのが

「教室に来てくださる生徒さんの反応と自分の伝えたいこととのギャップを

 だんだん感じるようになってきた」

というご相談です。

 

特にランチ込みのセミナーをやっている方に多いお悩みかなー。

 

実はこれ、講師あるあるでして。

そんな時は、実はあなたの講師としてのステージが変わる時なんですよね。



こういった場合、多いのが

「自分としては今日からの食事や生活に活かしてほしいと思って

一生懸命お話ししているけれど、

生徒さんはそれよりもランチを食べることを楽しみにしている感じで

実際にはやらない人が多いんですよねー」

というパターンです。

 

これね、どっちがいいとか悪いとかという話ではありません。

 

でも、伝える側の講師さんにとっては気持ち的にもやっとするし

その状態でずっと伝え続けるとだんだんストレスにもなってきてしまいます。

 

「一生懸命伝えていることを受け取ってもらえない」状態ですもんね。

 

薬膳の教室をやりたい、という方って

私がこれまで見てきた感じだとだいたいみなさん

「薬膳ってこんなすてきなところがあるから知ってほしい」

「自分が薬膳を知ったことでいろんな恩恵を受けたから私も人に伝えたい」

という熱い想いを持っていらっしゃいます。

 

だから、

 

教室を始めた当初は教室を始めた頃は、

単に薬膳のお話を聞いてもらえることがとっても楽しくてうれしい。

 

でもある程度伝える経験を積んでくると

ある日ふっと感じるんです。

「私の伝えたいことって伝わっているのかなあ?」って。



つまり、何が言いたいのかというと、

 

講師活動を初めてまもない頃は、伝えるということが楽しいし

その楽しさでどんどん経験を積んでいく時期。

 

でも、生徒さんの反応と自分の思いとのギャップを感じるようになったら

経験を単に積む段階は終わって

自分の思いに共感してくれる人にさらに深く濃く薬膳を伝えていく段階に

入っています。

つまり、あなたが講師として成長したサインなんです。

だから喜んでくださいね。



じゃあそんな時にはどうすればいいか、というと

ご自分の想いがきちんと伝わるように

ご自分の想いに共感してくれる人に教室に来てもらうように

工夫をしていきましょう。

 

具体的には「自分の思いを発信する」ということ。

 

教室でどんどんご自分の想いをお話しするのもいいですし、

ブログやSNSをやっている方なら

どんどんそこに「なぜ自分は薬膳を伝えたいのか」

「薬膳を知ることで人にどうなってほしいのか」ということを

書いていきましょう。

 

そうすることで、その想いに共感する人を引き寄せるんです。

 

確かに、そうすると今まで来てくださっていた生徒さんで

離れてしまう人もいるかもしれません。

でも、その一方であなたのその想いに共感してくれる人は必ずいます。

 

今は特にネットで情報拡散も簡単にできますから

思いもよらず遠いところからあなたの想いに共感する人も

現れるかもしれません。

だから大丈夫。

どんどんあなたの想いを発信してみてくださいね。



さてここまで読んで、逆にもやっとしている方もおられるかもしれません。

例えば実習メインで薬膳の楽しさや食べる楽しさを味わってほしいという

想いを強く持っておられる講師さんにとっては

私がここまで書いた内容について「?』と思われているのでは、

と感じたのですが、いかがでしょうか?

 

それについて説明(というか言い訳?)をすると

「食としての薬膳を楽しんでほしい」というのも

講師としてのあなたの立派な熱い想いですよね?

だからこれからもその想いをどんどん発信してほしいですし

そういう講師さんが「ランチが楽しみ〜」という生徒さんを

たくさんファンにすることができます。

だからそんなあなたも大丈夫。

 

要は、講師さんそれぞれに想いは違うけど

その想いに共感してくれる人にちゃんと来てもらえるようにしましょうね、

ということを今日はお伝えしたかったのです。

 

薬膳と一言でいっても

その魅力は人それぞれに感じるところが違って当たり前。

だから伝える人にはそれぞれに魅力に感じるところを

楽しく深く伝えていってほしいな。

そんなふうに私は思います。

 

うまく伝わるといいのですが。



講師活動は、何よりも長く続けることが大切だし

とても難しいことだと思っています。

だからこそ、伝えることに関わる方達には

ご自分の思うように楽しく伝えていっていただきたいな、と思っています。




■7月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

7月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。

教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり

ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。

 

◇夏至…6月21日

 1年で最も陽気が盛んとなる時期。

 この頃から気温もぐんと上がって夏らしさを感じます。

・末候:半夏生(はんげしょうず)…7月2日

 

◇小暑…7月7日

 いよいよ厳しい暑さを感じるようになる頃。

 多くの地域では梅雨明けを迎えます。

・初候:温風至(あつかぜいたる)…7月7日

・次候:蓮始開(はすはじめてひらく)…7月12日

・末候:鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)…7月17日

 

◇大暑…7月22日

 1年で最も気温が高く厳しい暑さが続く頃です。

 水分補給や帽子着用など熱中症対策は万全に。

・初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)…7月22日

・次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)…7月28日

・末候:大雨時行(たいうときどきふる)…8月2日



二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。

そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。

それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、

季節の変化を知る上でとても役に立ちます。



===============

今月の養生テーマ

「上手に汗をかこう」

===============

 

今月は7日に小暑、22日に大暑を迎えます。

 

文字どおり暑い1ヶ月。

特に大暑の時期は、例年年間最高気温を記録しているので

熱中症には用心したい時期です。

 

さて今月も1日に「つばめの養生メッセージ」動画をアップしました。

ぜひご覧くださいね!

 

暑さ対策のカギは発汗にあり!上手に汗をかこう

https://youtu.be/NUK-IZWI32o

 

動画の中でも語っていますが、上手な汗のかき方とは、

体温が上昇し下げる必要があるときには毛穴を開いて発汗し、

体温が下がれば毛穴を閉じて発汗を止めること、につきます。

 

汗は体内の血や津液、つまり

身体の健康状態を維持するために必要なものが

形を変えて体外に出てきているものなので、

際限なくかけばいい、というものではないですよね。

効率よく熱邪を体外に出しながら

いかに身体の消耗を抑えて汗をかくか、が大事なのです。



〜「上手に汗をかく」ための薬膳組み立てポイント〜

 

動画の中でもお話をしているように、

「発汗をうながす」のであれば、

まず選択したいのは解表の働きを持つ食材、食薬ですよね。

つまり代表はしそ・しょうが・ねぎ・みょうが・香菜などなど

薬味としてよく使われるものたちです。

前回も書きましたが、今のような湿気で汗をかきにくい時期なら

これら辛温解表の効能を持つ食材がとてもいい仕事をしてくれます。

 

また炎天下を歩くなどして熱が身体にこもっているなら

ミント、菊花などの辛涼解表の効能を持つものの助けを借りると

スーッと熱も引きやすくなります。

 

一方、ちょっと工夫がいるのが「汗を止めたい時」。

動画の中でご紹介しているように、

だらだら汗が止まらない時はレモンや梅などの酸っぱいものが

収斂の作用で止まりやすくしてくれます。

 

ただ、それでもなかなか止まらないことがあります。

疲れがたまったり体力が落ちたり、いわゆる「気虚」の状態の時です。

毛穴を開いたり閉じたりするのは気の力によるので

気虚が進むと汗も止まりにくくなるのですね。

夏の初めよりも夏の終わり、夏バテが進んでくるような時ほど

汗が止まりにくくなるのは、それが理由です。

 

もしそうなった場合は、

先ほどあげた酸っぱいものに補気の効能を持つものを

組み合わせてみましょう。

お米、いも類、キノコ類、などなどお好きなものをどうぞ。

 

私の一番のおすすめは「はちみつレモン」。

はちみつには補気の作用に優れていますが潤す作用もありますから

同時に汗で失われた身体の潤いを補うこともできますよね。



■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー

 

◆今月は10日と20日に開催!無料オンライン進路相談◆

 

薬膳資格を取ったそのあとは?

もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?

そんな疑問にお答えします。

もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップの内容について

いろいろ質問したいという方も大歓迎!です。

今月は10日土曜日と20日火曜日の開催。先着順で前日まで受け付けています。

お申し込みはこちらからどうぞ。

https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html



◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆

月ごとに平日と週末の各1回開催。

「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、

中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。

8月…「むくみ」8月6日(金)、8月8日(日)

9月…「不眠」9月3日(金)、9月5日(日)

 

※いずれの日程も教室受講かオンライン受講をお選びいただけます。

https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html



◆薬膳レシピ作成スキルアップ講座◆

 ベーシックコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html

 新クラス開講決定しました。

 7月11日(日)スタート。

 全6回、原則隔週日曜日の予定です。

 受講をお考えの方はこの機会にぜひどうぞ。

 

◆薬膳レシピ作成スキルアップ講座◆

 アドバンスコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_20.html

◆おうち教室作りワークショップ◆

  https://tsubameyakuzen.com/contents_236.html

上記については現在リクエストによる開講とさせていただいています。

ご興味のある方、受講希望の方はアカデミーホームページより

お問い合わせいただくか、

「無料オンライン進路相談」をご予約ください。



そのほかの講座・セミナーについては

つばめ薬膳アカデミーホームページをご覧ください。

https://tsubameyakuzen.com



=============================

「月刊つばめ通信」のバックナンバーをお読みいただけます。

こちらのページからログインしてご覧ください。

https://tsubameyakuzen.com/contents_89.html

ユーザー名:magazine パスワード:2021tsubame

(パスワードは定期的に変更します)

=============================

今後このような形でのメール配信をご希望でない場合は、

お手数ですが下記より配信停止手続きをお願いいたします。

https://tsubameyakuzen.com/webform_10.html?code_1=ayooogs6hlrx26x5pbrtnn4rta

=============================

つばめ薬膳アカデミー

info@tsubameyakuzen.com

https://tsubameyakuzen.com

=============================