その「あれが?」という経験をしたのは
今から5〜6年前のことかな。
7月の末か8月の頭だったと思います。
その日は出先で午後から打ち合わせがあったのですが
なんだかんだでお昼を食べる時間を逃してしまったのでした。
で、打ち合わせ終了後、徒歩で移動をします。
その日はまさしくカンカン照りの1日でして
時間帯的には暑さのピークは過ぎていたものの、まだまだ日は高く暑い。
その中を日傘さして歩いていたのですが、実は歩いていた道が悪かった。
アスファルトではなく、白い石畳の道だったんです。
だから照り返しがきつい(泣)。
その中を、20分ほど歩きました。
そしたらですよ、
どうもクラクラするしなんとなく頭も痛い。
お昼も兼ねて近くのカフェに飛び込み、
食事と冷たいアイスティーを頼んでしばらく涼んでいました。
そうするとほどなくほとぼりも冷めたので無事帰宅できたんですけどね。
でね、本題はここからです。
とりあえず緊急を要する症状もなく、その夜は食欲もあったし
ちょっと寝苦しさを感じたものの眠ることはできたので
大丈夫と思っていたのです。
が。
それから倦怠感やらお腹の不調(主に下痢)やらに悩まされる日々が始まりました。
期間にして半月ぐらいかな。
倦怠感は、そうですね、外出して小1時間ほどしたら、
もうちょっとどこかに座って休憩したい、そんな感じでしょうか。
吐くとか激しい頭痛とか、わかりやすーい症状はなくて
なんとなーくすっきりしない、なんか具合悪いよね、という感じでした。
その時は熱中症なんてさらさら思ってなくて。
(まさかあんな短時間で、という気持ちもありました)
でも日にちが経ってもだるさは変わらないし、
よくよく考えてみたら、あの石畳を歩いた日から具合悪いし、
ということは、熱中症だったのか???と思った次第です。
結局どうやったらそのだるさが治ったのか
今では記憶が定かではないのですが
ただ当時トイレに行くと、排泄時になんとなく灼熱感があったことを覚えています。
(汚くてごめんね)
つまり、体内に余分な熱がこもっていた、ということですよね。
そんなことを思い出したのは、
先日、一般の方向きの薬膳講座で、熱中症のお話をしたのですが、
その際に私のつたない経験をお伝えして
熱中症が身近なトラブルだということに気づいていただこうと思ったからでした。
そしたらですねえ、みなさんの反応がやたらよくって。
いつも以上に熱心に聞いてくださったのはもちろんなんですが
「私も実はなったことがあって、救急に行って」とか
「親族がなってしまい、1ヶ月入院しました」とか
みなさんからいろんなエピソードも次々にお話いただけて
いろんなことがシェアできた講座になりました。
薬膳のお伝えの仕方っていろいろあると思うんですが
私自身は、薬膳って食の楽しみの部分もあるけれど
それより何より大事なのは体調に合わせて食材を選ぶための知識であったり
不具合を整えるための技術というかツールという側面を
いかに理解していただくか、ということだと思っています。
そして、その知識をいかに日常に活用していただくよう、
動機づけていくか、というところが
薬膳の伝え手としての腕の見せ所なんじゃないかな。
だからレシピももちろん大事だけど
トラブル自体を絵空事ではなく身近なこととして感じてもらう工夫も
取り上げるテーマによっては必要なんじゃないかな、と思います。
そしてその工夫としてとても有効なのが
「実体験をシェアすること」なんですよね。
(つまり、タダでは起きない!笑)
また、そうやって薬膳・中医学視点で自身の経験を振り返ることは
これまで学んできた薬膳・中医学の知識の応用になります。
改めて中医学の目で自分の体を見つめると
いろーんな発見をすることができますよ。
薬膳を学ぶきっかけに、自身の体調不良や病気を挙げる方は多いです。
中にはそれを恥ずかしいことのようにおっしゃる方もいらっしゃるんですが、
それ、本当においしい「ネタ」ですから!
ぜひご自身の体験・経験もお話ししながら薬膳を伝えてみてください。
きっとあなたしか伝えられない薬膳の魅力、伝わると思いますよ!
***
さてかねてよりお知らせしております
「薬膳を仕事にしたい人のための起業塾」第4期のご案内です。
今回は7月よりスタートでオンライン・6日間の日程で行う予定です。
(各回3時間を隔週で6回)
日程ですが
7月24日(水)スタートの平日クラス で開講を予定しています。
(7月24日、8月7日、21日、9月11日、25日、10月9日
時間はいずれも13:30〜16:30)
先月はこの起業塾のご説明を中心とした講座説明会をオンラインで開催しました。
ご参加くださった方、ありがとうございました。
今月もオンラインで説明会を2回開催いたします。
起業塾にご興味ある方はぜひご参加くださいね。
日程は7月10日(水)と14日(日)です。
時間はいずれも13:30から60分程度となります。
なお今回の説明会では
「薬膳を仕事にしたい人のための起業塾」カリキュラムのご案内を中心に
あわせて講師デビューを目指すワークショップ
「おうち教室作りワークショップ」のご紹介もいたします。
ご興味ある方はぜひご参加くださいね。(説明会の参加は無料です)
説明会のご案内とお申し込みはこちらをご覧ください。
↓
https://tsubameyakuzen.com/contents_536.html
起業塾へのお申し込みもこちらのページから行なっていただけます。
説明会当日ご予定の合わない方には
「薬膳師のためのオンライン進路相談」でのご説明も可能ですのでご予約ください。
7月は15日(日)が相談日となっています。
https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html
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7月のオンライン薬膳読書会
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今月の日程とミーティングIDはこちら
↓
つばめ薬膳アカデミー さんがあなたをスケジュール済みの Zoom ミーティングに招待しています。
参加 Zoom ミーティング
https://zoom.us/j/95478990467?pwd=K98burR3B9paCJWcXBuDL9dz1JjgBx.1
ミーティング ID: 954 7899 0467
パスコード: 699828
*
オンライン薬膳読書会とは
オンライン上で行う、いわゆる読書会、
皆さんそれぞれから何か1冊、本を紹介していただく、という
イベントです。
ただ、普通に本の紹介し合いっこをするのはおもしろくない
&
せっかく薬膳専門家さん、薬膳を伝えたい人の交流の場なので、
紹介する本は「薬膳」「薬膳の活動」に関するもの
あるいは「薬膳」の勉強・活動に役立ったもの、としましょう。
例えば「薬膳」のレシピ本とかでもいいですし
ご自身が薬膳の活動をする際、参考にするために読んだ
ビジネス本や自己啓発本とかでもOK。
おひとり1分で、読んだ感想などなどお話ししてください。
ご参加のみなさん全員からのご紹介が終わったら、
時間まではフリータイム。
日頃感じていることをお話ししたり、情報交換など楽しみましょう。
ぜひ「薬膳を伝えたい人」同士のつながりを作ってくださいね。
こちらのイベントはzoomを使って行います。
今月は7月10日(水)です。
20:00よりミーティングルームを開放します。
21:30までの間であれば、いつでも入退室OK。
お好きなタイミングでご入室ください。
この時間は私ひとりでも開けておりますので、
お気軽にご参加くださいね。
(現在ご参加人数少なめなので、お得ですよー笑)
<当日ご用意いただくもの>
ご紹介いただく本1冊
*「薬膳」「薬膳の活動」に関わるものであれば、どんな本でもOK
薬膳や中医学、漢方に直接関係のないものでも
ご自身の薬膳活動の参考にしたものであれば
ビジネス書や小説、自己啓発書なども大歓迎です!
<ご参加にあたってのお願い>
・ご入室の際、お名前はこのメルマガに登録されているものを表示してください。
・ご入室の際、カメラは「ON」の状態でお願いします。
(せっかくの交流の場なので、お顔を見ながらお話ししたいです)
・会の最後に全員での写真を撮ります。
撮った写真は渡辺のインスタ・ブログに掲載しますので予めご了承ください。
顔出しNGの方も、ご紹介の本でお顔を隠すなどしてご協力をお願いします。
ぜひお気軽にご参加ください!
お会いできることを楽しみにしています!
■7月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
7月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。
教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり
ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。
◇夏至…6月21日
1年で最も陽気が盛んとなる時期。
この頃から気温もぐんと上がって夏らしさを感じます。
・末候:半夏生(はんげしょうず)…7月1日
◇小暑…7月6日
いよいよ厳しい暑さを感じるようになる頃。
多くの地域では梅雨明けを迎えます。
・初候:温風至(あつかぜいたる)…7月6日
・次候:蓮始開(はすはじめてひらく)…7月12日
・末候:鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)…7月17日
◇大暑…7月22日
1年で最も気温が高く厳しい暑さが続く頃です。
水分補給や帽子着用など熱中症対策は万全に。
・初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)…7月22日
・次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)…7月27日
・末候:大雨時行(たいうときどきふる)…8月2日
二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。
そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。
それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、
季節の変化を知る上でとても役に立ちます。
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今月の養生テーマ
「薬膳でしっかり暑さ対策」
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毎月初めに公開しております、動画「つばめの養生メッセージ」。
ひとまずPart1・季節の流れ編を公開しました。
(いつも公開遅れがちですみません)
Part2・養生ポイント編、Part3・おすすめ食材編は後日アップしていきます。
もうしばらくお待ちください!
動画はつばめHPのトップページからご覧いただけます。
つばめ薬膳アカデミーHP
https://tsubameyakuzen.com/
さて今月は6日に小暑、22日に大暑を迎えます。
文字通り「暑い」ひと月。
昨日は静岡市で40℃を記録した、とか。びっくりー。
でも本来なら今はまだ梅雨ですし、
こんなに暑くなるはずではないんじゃと思うんですけどねー。
この後が思いやられますねえ。
〜「厳しい暑さから体を守る」ための薬膳のヒント〜
さてこれから暑さ厳しい日が続いていきます。
中医学理論でも言っているように、
暑邪あるいは熱邪は気血津液を消耗させるので
まさにこれからは体力勝負。
よく言われるように、暑さ対策、熱中症予防には水分補給が大事ですが
中医学理論の視点から考えるとそれだけでは不十分、ということも感じますよね。
(つまり、暑さで消耗した気血を補充することも大事、ということ)
だからしっかり食べることも大事ですが、その前には
食べたものをしっかり消化吸収できるお腹の状態が保たれていることも大事です。
この時期、水分補給はもちろん大事ですが
それだけではお腹に水分が溜まってしまい、脾がさばけなくなってしまいます。
また、冷たいものがおいしい時期ではありますが
そればかりに頼っているとお腹がどんどん冷えて脾が弱ってしまいます。
だからこそ、この時期は薬膳の知識を積極的に使って
食べ物で効率よく体を冷ますことを実践していただきたい。
私個人的には、この暑い時期こそ
薬膳の知識を活かすべき時だと思っているんですよね。
じゃあ、暑さを冷ます薬膳、というと
もちろん清熱作用を持つもの、寒涼性の性質のものをまず選択、となりますよね。
ただ、それだけだと実は普段からお腹が弱い人にとっては負担にもなりがち。
脾胃が冷やされることで胃が痛くなったりもたれやすくなったりするのです。
そこでプラスすると良いのが、しょうが、なんです。
しょうがには温胃作用があるので、お腹の中で清熱しすぎるのを和らげる効果が
期待できます。
イメージとしては、氷を直接あてるんじゃなくて、
タオルか何かで包んで冷たさをちょっと和らげるような感じかな。
冷え症さんやお腹の調子を崩しやすい人はぜひお試しくださいね。
■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー
◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆
https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html
「冷え症」「むくみ」など毎回1テーマを設け、
中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。
今月特におすすめのテーマは「夏バテ」。
毎年夏バテにお悩みの人は多いと思います。
夏バテを避けるには、なんといっても暑い時期の過ごし方が大事。
(もっというと、秋冬の過ごし方も大事なんですけどね)
これまでつちかった薬膳・中医学の知識をぜひ活用して
この夏を元気に、そして楽しく秋を迎えましょう。
これまでライブ講座として開催してきた人気セミナーですが
昨年8月から動画講座としてのご提供を始めました。
今後約2年間(2025年12月までの予定)公開していますので
期間中なら何度でもご視聴いただけます。
また、これまでご受講いただいたテーマについては
「リピート受講」扱いとなり、
50%OFFの特別価格でご受講いただけます。
ぜひご活用ください!
◆薬膳師のための無料オンライン進路相談◆
https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html
毎月「5のつく日(5日・15日・25日)」は「進路相談の日」!
薬膳資格を取ったそのあとは?
もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?
そんな疑問にお答えします。
もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップについての
ご質問も大歓迎!
気になる講座・ワークショップがあればぜひこちらにお越しください。
今月の相談日は15日(月祝)、25日(木)です。
ご予約状況は上記ページでご確認いただけます。
◆つばめの日めくりラジオ(YouTube)◆
https://www.youtube.com/playlist?list=PLrV-rMoI98TPtI2740ozjbVbWl0zhHP5A
勝手ながら7月8日より2週間ほど更新をお休みいたします。
楽しみにお聞きくださっていた方、ごめんなさい。
これまで100本以上アップしていますので、ぜひ過去回も聞いてみてくださいね。
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講座・ワークショップについては
現在ご希望者様からのリクエストによる開講方式をとっております
受講希望の方は下記のフォームよりお問い合わせいただくか、
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講座開講お問い合わせフォーム
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