ちなみに今私が見ているのはネットTVでの放送です。
パソコンやスマホで、見逃しても7日間は無料で見られるのでありがたい!
ご興味ある方はこちらのサイトで
「宮廷女官チャングムの誓い」を検索してみてください。
↓
https://abema.tv
それで、これまでもチャングムネタは講座の中でよくお話ししてきたのですが
今回はせっかくまた最初から見られるので
気になったこと、ネタになりそうなエピソードはメモを取るようにしています。
いわゆる「ネタ帳」作りです。
メモを取ろうとすると、これまで流し見していたドラマも見方が変わりますね。
より真剣になった気がする笑
講義、特に中医学や薬膳の理論をお伝えする時などでいつも思うのは、
事例をお話することって大事だなーということ。
つまり、自分の経験談や日常生活の中で見聞きしたこと、ドラマのストーリーなどを
事例としてお話しするということなんですが、
そうすると格段に受講生さんにも伝わりやすくなるのです。
例えばさっきの緑豆の話も
ただ単に「緑豆には清熱解毒の働きがあって…」と
お話しするだけでは教科書をなぞっているのと変わりないけれど
「チャングムのお母さんは毒を飲まされたけど、
緑豆の汁を飲んだことで一命を取り止めたんだよ」
と聞くとぐっと印象が強くなるし
「解毒の作用がある」ということがより生々しく感じられますよね。
実際、私自身の経験でも、
教科書の内容をお伝えした後に「例えば…」という話をすると
それまでキョトンとしていた受講生さんから
「なるほど〜」という声が漏れたこと、数知れずあります。
中医学や薬膳は、現代医学や現代栄養学と比べて
まだまだ「知る人ぞ知る」知識で、多くの人にとってはなじみのないもの。
だからこそ事例を紹介することで「あーなるほど」と感じてもらうことって
納得感を高めるという意味で、とても大切なことだと思います。
なので、特にご自身で教室をするなどして
「お伝えすること」をお仕事にしている人は
ぜひご自分なりの事例を集めた「ネタ帳」を作っておくといいです。
そのためには、日々生活する中でご自分なりに
「これって薬膳でいう◯◯ということと同じかな?」とか
「中医学の◯◯◯って△△△というふうに言い換えることもできるかな?」とか
中医学や薬膳の視点で物事を眺めてみることを意識し続けてみてくださいね。
ちなみに私の個人的な見解ですが、薬膳や中医学に限らず
上手な講師さんほどお話の中に出てくる事例の数は豊富だし
紹介する内容も的確です。
だから、事例をたくさん持っておくことって
講師としての力量を左右するひとつの要素だと思っています。
ところで、私の大好きな韓国時代劇は
薬膳や中医学のお話をする時に使えるエピソードが豊富に出てきます。
(だからハマってるんですが笑)
韓国って中国より伝わった医学から発展した韓医学が
正式な医学として認められているので、
ドラマで扱う時も医学的な監修がしっかりしているんでしょうね。
今回ご紹介した「チャングム」や王様の主治医が主人公の「ホジュン」などは
物語のテーマが医学だけにメモのしがいがありますよ。
薬膳や中医学の知識が深まるほど「おお〜なるほど〜」というポイントが
多くなること請け合いです。
ぜひぜひ機会があれば、見てみてくださいね!
さて、今日もノート片手に「チャングム」見ますかねー笑
■7月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
7月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。
教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり
ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。
◇夏至…6月22日
1年で最も陽気が盛んになる頃。蒸し暑さも感じやすくなります。
・末候:半夏生(はんげしょうず)…7月2日
◇小暑…7月7日
いよいよ暑さも本格化。この頃からいわゆる「暑中」に入ります。
・初候:温風至(あつかぜいたる)…7月7日
・次候:蓮始開(はすはじめてひらく)…7月13日
・末候:鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)…7月18日
◇大暑…7月23日
1年で最も暑くなる時期。熱中症には要注意です。
・初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)…7月23日
・次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)…7月28日
・末候:大雨時行(たいうときどきふる)…8月2日
二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。
そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。
それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、
季節の変化を知る上でとても役に立ちます。
7月7日は七夕ですが、
この日を境に暦では「暑」の時期、すなわち「暑中」に入ります。
暑さもいよいよ本格的になり、冷たいものが恋しくなる季節。
でも、薬膳を学ばれたみなさんならご存知のように、
冷たいものは脾胃を傷めてしまいますよね。
だからこそ、この時期は食べ物の「冷ます力」を借りて
しっかりと暑さを払いましょう。
暑さを払うには、清暑あるいは清熱の効能を持つ食材がおすすめ。
その代表が苦瓜やトマト、きゅうりなどの夏野菜です。
特にウリ科のものは利尿作用を併せ持つものが多いので
暑くて体が重だるい時にぴったり。
また、これらの野菜をお出かけ前に食べておくと熱中症予防にもなります。
ぜひあなたの生徒さんやお客様にもおすすめしてあげてくださいね。
■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー
◎新セミナー、スタートします
◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆
月ごとに平日と週末の各1回開催。
「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、
中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。
7月…「夏バテ」7月14日(日)、7月19日(金)
8月…「むくみ」8月3日(土)、8月9日(金)
セミナーご案内・お申し込みページは明日7月2日公開予定です。
つばめ薬膳アカデミーホームページをご覧ください。
https://tsubameyakuzen.com
◆薬膳レシピ作成スキルアップ講座◆
ベーシックコース次回は8月スタート予定です。
https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html
アドバンスコース新クラス開講決定。7月14日スタートします。
https://tsubameyakuzen.com/contents_20.html
いずれのコースも単発での受講が可能です。
◆つばめ相談室◆
薬膳を仕事にするあなたのための120分。
仕事をする中で生まれた疑問・お悩みの解決にお役立てください。
https://tsubameyakuzen.com/contents_18.html
◆渡辺真里子のLINE@、配信しています。
季節の暦の節目にその時期におすすめの食材・養生法などをお知らせします。
メッセージで食材名を送信すると、その食材の薬膳的効能もお伝えしています。
出先でちょっと効能を調べたい、という時にご利用くださいね。
https://line.me/R/ti/p/%40wli3938k