神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
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アドバンスコース5回目は「陰陽学説」がテーマでした

2018/10/08
また台風?という感じでスタートしたこの三連休。

初日はつばめ講座のアドバンスコースでした。


今回のテーマは「もう一度学ぶ陰陽五行学説」の「陰陽学説」編。

薬膳や中医学を学び始めると、たいがい最初の方で勉強することになるのですが、
どちらかというと暗記モノ的に覚えている人、多いんじゃないかなー。

正直難しいですしね。

でも、もう少し深めてみると、薬膳や中医学だけでなく、
日常生活のいろんなことに応用することができますよ、というのが、
今回のお話でした。



講義のほうは、
基礎の段階で学ぶ陰陽学説の基本的な内容を復習しつつ、
その応用例をご紹介しながらお話をしたのですが、

その中で今回一番お伝えしたかったのは
「陰と陽が交わると新たな一が生まれる」ということでした。

(詳しいことはアメブロの方に書きましたので、よかったらこちらもどうぞ)

これはほんとにいろんなことに応用できる考え方だし、
いろんなことの説明ができる考え方なので、
講師をされる方はぜひ知っておいていただけるといいな、と思います。


それにしても
陰陽学説は深い!
と改めてテキストをまとめながらつくづく思いました。

シンプルなんですけれどね。

その中でも私が特に好きなのは
「陰陽の互根互用」ということ。

つまり、陰と陽は互いに根差し合っており、どちらか一方だけでは成り立たない、ということ。

「表がある」から「裏がある」わけですよね。

そして、「夜がある」からこそ「昼がある」と知ることができるとも言えます。

陰と陽、どっちがよくてどっちが悪いということはないのです。

どちらもあるからこそ、宇宙は成り立っている。

ということは、人間もそうであって。

詩人の金子みすゞさんが書いた「みんなちがって、みんないい」というのはこういうことなんじゃないかな。

…ということが腑に落ちてくると、
まず自分のことが大切に思えてくるし、
さらに腑に落ちてくると、周りの人に対しても大切に思えてくるような気がするのです。


だから、最近よく思うのですけれど、
こういうことって大人になってから学ぶのもいいですが
もっと若いころ、それこそ小学校とかで教えてもらえたらよかったなーと思います。

だれかそういう授業、やってくれないかなー。

なんなら私、やりましょうか?
(…って大きく出てみた・笑)