神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
  1. 「月刊つばめ通信」バックナンバー
  2. 月刊つばめ通信
  3. 【月刊つばめ通信】2022年2月号
 

【月刊つばめ通信】2022年2月号

2022/02/11
■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━
薬膳を仕事にする人のためのメルマガ
月刊つばめ通信 2022年2月号
https://tsubameyakuzen.com
────────────────■◆■


こんにちは。渡辺真里子です。
立春も過ぎて、暦は春に入りました。
とはいえ、これから大雪になる地域もあるようで、心配ですね。
今、雪が積もっている地域の方は、どうぞ無理をされませんように。

前回は「今年やること」100個を書き出してみよう、というお話をしました。
いかがでしたか?やってみました?
私はなかなか100個が埋まらず、1月31日にようやく完成しました。
さあ、あとは大晦日にこれを眺めるのを楽しみにしましょうねー。

さて今回は、最近コンサルでご相談を受けながら
ちょっと気になっていることをお話ししようかな、と思います。
結構これ、盲点になってる人多いかも、ですよ。


ーーー



その「気になっていること」というのは

それまでのご自身のキャリアや経験を活かす、という視点が抜けている人が

結構多い、ということです。

 

薬膳って、その理論自体は古くからあるものですが、

西洋文明あるいは現代医学中心に育ってきた私たちからすると

「今までにない、新しいもの」だったりしますよね。

なので、仕事化するにはあまりにもお手本がなかったりします。

 

そんなこともあって、薬膳を学び始める方の中には、

スタート時から明確に「今のお仕事にプラスする形で活かしたい」

という考えをお持ちの方もいらっしゃいます。

一方で、その目標がない方(今のお仕事とは別に薬膳で活動したい、とか

今特に仕事や活動をしていない、という場合)は

「薬膳」の知識だけでなんとかしようとする傾向があるような気がします。

これ、ちょっと意味不明なことを書いてますが、

言い換えると、それまでのご自身の経験やスキル

(それまでのお仕事であったり人生で得てこられたもの)は

「ないもの」にしちゃってる、

「薬膳活動には関係ない」と思っている、という感じですかねー。

 

でもそれは「もったいない!」の一言につきます。

 

先ほど書いたように、

薬膳の仕事ってまだまだお手本が少ないので

多くの人は今までにない新しい仕事、活動として

作っていかなければならないです。

だけどそれって大変ですよね。

だって自分で一から作らないといけないんですよ?

 

だけど、そこにこれまでのあなたのお仕事や人生で得た

経験、スキルを組み合わせれば

まずは自分の知ってること、得意なことをとっかかりにして

活動を始めることができますよね?

そして、それまでの経験やスキルの部分は慣れていることだから、

実際には初めてやることでもちょっと安心感、ありませんか?

 

実は私がその典型的な例でして。

 

さかのぼること10年ほど前、

講師の仕事をお引き受けするまで

人に教えることの経験はほとんどなかったんです。

(だから、それまでいろんな人から「薬膳を教えてほしい」

と言われてもずーっとお断りしてました笑)

 

でもよくよく考えてみたら、前職で人前でお話ししたり

(いわゆる報告会とかプレゼンてやつね)

約2時間の座談会をひとりで進行させた経験はあったわけで。

その経験を活かせばできなくもないかな、とふと思えたんです。

 

もちろん薬膳や漢方の理論的なことは

ちゃんと理解するために改めてすごーく勉強しましたが

どう内容を組み立てるか、どう時間配分するかということは

前職での感覚を使って組み立ててました。

あと、座談会の出席者さんから聞いたいろんなエピソードが

講義の中での小ネタとしても活かすことができました。

 

逆を言うと、前職での経験、スキルを活かそうと思いつかなければ

講師の仕事はとてもじゃないけどお引き受けできませんでした。

つまり、講師としての私はなかったわけですね。

 

私が経験した前職、というのはちょっと特殊だったかもしれません。

でも誰かに何かを説明する、ということは

あなたも日々の生活の中で普通にやっていることだったりしませんか?

また、料理を教える、ということなら、

毎日食事を作っている方であれば普段やってることととても近いですよね。

 

あるいは、例えばご実家がお商売されていると、

そういう方って普段からお商売の現場に近いところにいるので

結構商品やサービスのアイディアが思い浮かびやすかったり

営業の素質をお持ちだったりします。

これって薬膳の活動と関係なさそうに感じますが、

実は講師として活動しようとしたときに魅力的な講座を作ったり

生徒さんの集客をする上でとても重要なスキルなんです。

 

というように、実は結構みなさん、

たくさんの「活動をするために必要な経験やスキル」をお持ちなんです。

人って案外、得意なこと、苦労せずにできてしまうことを

「ないもの」として扱ってしまってること多いです。

 

これから活動を始めようと考えている方は

ぜひ一度ご自分のありとあらゆる経験や培ってきたスキルを

紙に書き出して棚卸してみてください。

びっくりするほど出てくると思いますよ!

 

それでもやっぱり自分には活動を始める自信がない、

人に誇れる経験やスキルはない、という方は

ぜひ「つばめコンサル」をお受けください!

ご一緒にあなたのお宝探ししてみましょう。

ここで見つけた「あなたのお宝」が

あなたらしい薬膳の伝え方につながっていきますよ。
楽しみですね!




■2月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。

教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり

ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。

 

◇大寒…1月20日

 寒さはここがピーク。

 この時期を過ぎれば暦はいよいよ春を迎えます。

・末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)…1月30日

 

◇立春…2月4日

 二十四節気はここが1年のスタート。まだまだ寒いですが、暦では春の到来です。

・初候:東風解凍(はるかぜこおりをとく)…2月4日

・次候:黄鴬見睨(こうおうけんかんす)…2月9日
・末候:魚上氷(うおこおりをいずる)…2月14日

 

◇雨水…2月19日

 雪が雨に変わるようになる頃。少しずつ寒さが緩むのを感じます。

・初候:土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)…2月19日

・次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく)…2月24日

・末候:草木萌動(そうもくめばえいずる)…2月28日

 

二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。

そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。

それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、

季節の変化を知る上でとても役に立ちます。



===============

今月の養生テーマ

「揺らぎやすい時期をスムーズに」

===============

 

今月は4日に立春、19日に雨水を迎えます。

 

まだまだ寒い毎日は続きますが、暦は春。

日差しがずいぶんと明るくなってきたのを感じます。



今月も「つばめの養生メッセージ」を公開しました。

つばめのHPのトップページからもご覧いただけます。

 

暦はもう春なんです!ソワソワして揺らぎやすい時期をスムーズに過ごしましょう

https://youtu.be/OKJzf-KTMuU



〜「春のソワソワを落ち着かせる」ための薬膳のヒント〜

 

動画でもお話をしていますが、

春はそれまでじっと動かなかった身体が

急に体内にためたものを発散させようとするため

ちょっとしたことで動きやすく、気分的にもソワソワしやすくなります。

 

ソワソワするだけならいいんですが、

そのソワソワには「肝」の高ぶり(疏泄作用の失調)が隠れているので

ストレスが強くなったり、あるいは体質的に肝のバランスが崩れやすいと

情緒の波が大きくなったり、めまいや頭痛など体の症状も出やすくなったりします。

(肝のバランスが崩れやすい体質とは、

 例えば生理中や出産後の女性、更年期世代の人などが該当します)

 

動画の中では「発散」をキーワードにおすすめ食材をご紹介していますが、

もう一方で大切なのは「肝血」を養うこと。

なぜなら「疏泄」は「肝」の陽の働きで、

「肝」に蓄えた「血」(つまり肝血)は「肝」の陰の物質に当たるから。

言い換えれば、肝血を養うことで肝の陰陽バランスをとりやすくなるから

ということなんですね。

 

なので、先ほど挙げた「肝のバランスが崩れやすい体質」の人は

これからの時期、血を養うものも意識して摂るようにするといいですね。

ちなみに私は今ぐらいの時期から例年イカが食べたくなります笑

特にホタルイカ、旬を迎えてサイコーですよね♪



■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー

 

◆次回は20日に開催!薬膳師のための無料オンライン進路相談◆

 

薬膳資格を取ったそのあとは?

もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?

そんな疑問にお答えします。

もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップの内容について

いろいろ質問したいという方も大歓迎!です。

次回は20日日曜日、3月は10日木曜日と21日日曜日の開催。

先着順で前日まで受け付けています。

お申し込みはこちらからどうぞ。

https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html



◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆

月ごとに平日と週末の各1回開催。

「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、

中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。

3月…「胃腸の不調」3月6日(日)

4月…「皮膚トラブル」

※3月は教室受講かオンライン受講をお選びいただけます。

※4月は都合により録画でのご提供のみとなります。ご了承ください。



◆薬膳レシピ作成スキルアップ講座◆

 ベーシックコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html

 アドバンスコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_20.html

 

◆おうち教室作りワークショップ◆

  https://tsubameyakuzen.com/contents_236.html

 

上記については現在リクエストによる開講とさせていただいています。

ご興味のある方、受講希望の方はアカデミーホームページより

お問い合わせいただくか、

「無料オンライン進路相談」をご予約ください。

 

講座開講お問い合わせフォーム

https://tsubameyakuzen.com/webform_41.html



そのほかの講座・セミナーについては

つばめ薬膳アカデミーホームページをご覧ください。

https://tsubameyakuzen.com



=============================

「月刊つばめ通信」のバックナンバーをお読みいただけます。

こちらのページからログインしてご覧ください。

https://tsubameyakuzen.com/contents_89.html

ユーザー名:magazine パスワード:tsubame2022

(今月よりパスワードを変更しました。ご注意ください)

=============================

今後このような形でのメール配信をご希望でない場合は、

お手数ですが下記より配信停止手続きをお願いいたします。

https://tsubameyakuzen.com/webform_10.html?code_1=ayooogs6hlrx26x5pbrtnn4rta

=============================

つばめ薬膳アカデミー

info@tsubameyakuzen.com

https://tsubameyakuzen.com

=============================