神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
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【月刊つばめ通信】2021年10月号

2021/10/09
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薬膳を仕事にする人のためのメルマガ
月刊つばめ通信 2021年10月号
https://tsubameyakuzen.com
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こんにちは。渡辺真里子です。
今月も月刊つばめ通信をお届けします。

先日の地震のニュースはびっくりしました。
関西では全く揺れを感じなかったので
発生からだいぶ経ってからニュースで知ったのですが
しばらくは気分的にも落ち着かないですよね。
特に首都圏にお住まいの方はしばらく用心してお過ごしください。

さて、このところつばめ薬膳アカデミーでは
「薬膳のビジネス化サポート」ということを強く打ち出し
コンサルティングや講座でのスキルアップなど
さまざまなアプローチでお手伝いをさせていただいています。

…なんですが、一方で「ビジネス」って聞くと
何となく抵抗感というかモヤッとした感じをお持ちになる人も
一定数おられるようです。
あなたはどうですか?

ということで、今回は「ビジネス」ということについて
私なりに思うことをお話ししようかな、と思います。


ーーー



さて、改めて「ビジネス(Business)という言葉の意味を

ググってみました。

 

そうすると、ウィキペディア先生には真っ先に

「ビジネス(英: business)は、経済行為を表す用語であり、狭義から広義まで様々な意味を持っていて、1つの日本語に置き換えて表現することはできない。」

https://ja.wikipedia.org/wiki/ビジネス)

と言われてしまいました笑

 

そうですよね、いろんな意味がありますよね、「ビジネス」って。

 

商売とか取引とか売り買いなど

ものとお金、あるいはお金とお金のやりとりを表すこともあれば

 

仕事、職業といったことを表すこともあるし、

 

企業や団体、あるいは個人などを問わず

事業活動といった広い意味で使われることもある。

 

だから人によって「ビジネス」と聞いて

いろんなイメージを持たれるのも当たり前のことだと思います。

 

で、さっき「ビジネスと聞くと抵抗感を持つ人もいるよう」

ということを書きました。

 

実際、私のまわりにもいますねー、そういう人。

 

まあ、私のまわりなので、文脈としては

「薬膳で何か活動したいけど、ビジネスというと何だか抵抗感がある」

とか

「「薬膳ビジネス」というほど大袈裟なことはしたくない」

という感じの意見を聞くことが多いです。

 

それで、何でそういうふうに抵抗感を持っちゃうのかなあ、

と考えてみたんです。

 

ここではいったん「ビジネス」という言葉の意味を

「お金のやり取りが発生する経済活動」というふうに置いて

考えてみますね。

 

そうすると先ほどの発言は

「薬膳で何か活動したいけど、そこにお金のやり取りが発生すると

何だか抵抗感がある」

「薬膳の活動を通じてお金のやり取りが発生するほどの

大袈裟なことはしたくない」

と読むことができますね。

 

この意見についてどう感じるかはさておいて。



まず私個人の意見を書くと、

 

私(あるいはあなた)が一生懸命勉強して

何か思いを持って伝えたいと思っていることだからこそ

薬膳の活動をする際には何かしらのお金のやり取りは発生すべきだし

特にお金をいただく、稼ぐ、ということから逃げてはいけない

と思っています。

 

なぜなら、伝えられるようになるまでには

それなりの勉強を重ねてきているわけですし

そのために多くの時間と労力、そしてお金も使ってきているからです。

 

せめて元がとれた方がよくないですか?(あっさり笑)

 

というかね、活動の最初の頃なら、

例え赤字になってもやる気ってあんまり折れないです。

活動すること自体が楽しいし、刺激的だし、

何より自分が学んだことや思いを人が聞いてくださる、ということは

とてもうれしいことだから。

 

でもそんな状態がずっと続いていくと

ある日ふっと虚しく感じたり、どうせまた貯金が減るんだろうな

というようなあきらめの気持ちが出てくるようになったりします。

 

モチベーションが続かなくなってしまうんですよね。

 

また、人にものを教わるとかサービスを受けるとかって

基本、等価交換だと思います。

だからよく言われることですが、

無料セミナーよりも有料セミナーに参加する方が

一生懸命聞くし頭に残ることも多いですよね。

 

逆の立場で言うと、無料で来るお客様よりも

お金を払ってでも来てくださるお客様の方が

真剣に聞いてくれるし、質問も活発に出てきます。

あるいは無料で来るお客様は、例えばセミナーだと

「学びたい」と言う気持ちの人もいるだろうけれど

「お得かも」とか「時間潰しにいいかも」と言う気持ちの人も

おられたりします。

あなたがセミナーをやる立場だとして、

どちらのお客様に来てほしいでしょうか?

 

こういうことも、活動のモチベーション維持には

とても大切なことなんです。

 

実際、それでせっかく続けていたセミナー活動や

SNSなどでの発信をやめてしまう人をこれまで何人も見てきました。

(これは薬膳の人だけのことではないですが)

 

だから

何かしら薬膳の活動をすることを考えている人、

すでに活動をしている人は

「お金をいただく」ことから逃げないでほしい、と思います。

あなたの薬膳に対する思いやこれまでつちかった知識を守るために

大切なことなんですよね。



あともうひとつ。

 

先ほど「元をとる」というようなことを書きましたが、

薬膳を学んで活動したいと思うような人って

とても向学心がある人が多いです。

だから、活動をしながらもまた新たにどこかで学び続けている

というケースも多い。

 

ということは、

活動を続けるために、さらに知識をブラッシュアップするための

学費も必要ですよね?

だったらそれ、せっかく活動してアウトプットするのなら

そこから少しでもまかなえるようにしていきません?

もし「学費を稼ぐ」ということに抵抗感があるのなら

「商品(知識)」を仕入れるための費用をいただく

と考えてみてはどうでしょう?



「薬膳とビジネス」と聞いて何かしら嫌悪感を持つ人って

薬膳をお金もうけの対象にすること自体に抵抗があるのだろうと

思います。

そしてそのもうけたお金は遊びや高級品などに散財する、という

イメージとかあったりするのかな、と思ったり。

 

でもね、実際に何か活動しようとすると

必ず大なり小なりの経費がかかります。

例えばセミナーをやろうとすれば会場費はもちろんのこと、

レジュメを印刷するにもインク代や紙代が必要。

そして自分で作ったレシピを紹介するとして

そのレシピを作るには1度や2度の試作は必要ですよね?

 

そして先ほど書いたように、次にはさらに良いものをと考えると

そのための仕入れ(新たな学びとか)も必要。

 

そしてそしてさらには、

あなたが活動するには、まず食べて寝て、といった生活を続けて

生きること、元気でいることが大前提。

 

ね、「お金をいただく」ことって大事でしょ?

それを薬膳活動を通じてきちんとやっていきましょう、というのが

私が言っている「薬膳のビジネス化」ということなんです。



アウトプットをするのなら、インプットも必ず必要です。

それは陰と陽がそれぞれ単独では成立しないのと同じこと。

アウトプットばかりでは、いつか枯渇してしまいます。

だからそうならないよう、

薬膳の活動をしている人、これから始めようとしている人には

「ビジネス化」もぜひ目指してほしいと思います。

 

とはいえ、「ビジネス化」ってどうしたらいいのかわからない、

とも思いますよね。

そんな時の最初のステップとしてご用意しているのが

「無料オンライン進路相談」です。

次回は19日(火)に開催しますので、お気軽にお申し込みください。

まずは楽しくお話ししながら、あなたの進路を見つけてみましょう。

 

無料オンライン進路相談についてはこちらでご案内しています。

https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html




■10月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

10月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。

教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり

ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。

 

◇秋分…9月23日

 ここから陽気が地下に潜り、陰気が地上を支配します。

 気候がぐっと秋めいてくる頃です。

・末候:水始涸(みずはじめてかるる)…10月3日

 

◇寒露…10月8日

 気温がさらに下がり、特に朝は肌寒さを感じるほどになる頃。

 草木に冷たい露もつくようになります。

・初候:鴻雁来(こうがんきたる)…10月8日

・次候:菊花開(きくのはなひらく)…10月13日

・末候:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)…10月18日

 

◇霜降…10月23日

 朝晩の冷え込みが厳しくなり、場所によっては霜が降りることも。

 1日の寒暖差で体調を崩さないよう注意しましょう。

・初候:霜始降(しもはじめておりる)…10月23日

・次候:霎時施(こさめときどきふる)…10月28日

・末候:楓蔦黄(もみじつたきばむ)…11月2日



二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。

そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。

それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、

季節の変化を知る上でとても役に立ちます。



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今月の養生テーマ

「乾燥によるのどのトラブルに要注意」

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今月は8日に寒露、23日に霜降を迎えます。

 

暦を見るとその文字からも急に寒さが進むイメージがありますね。

今は日中お天気がいいと、暑くて半袖Tシャツで十分ですが

夜はひんやりするようになってきました。

一日の気温差が大きいので、寒暖差アレルギーでお悩みの人も

多いのではないでしょうか?

 

中医学的に考えると、基本、暑さや寒さで体調に影響を受けやすいのは

バリアの気である衛気が弱い状態と言えます。

つまり気虚が進むと気温変化の影響を受けやすい、ということですね。

もし今寒暖差アレルギーでお悩みであれば

しっかりと気を補うことをまず心がけてみてくださいね。



さて今月はちょっと遅れて2日に「つばめの養生メッセージ」動画をアップしました。

 

乾燥と寒さが進む時期、のどのトラブルに要注意

https://youtu.be/SNOPlcOJsN4

 

乾燥と寒さは肺が最も苦手とする気候ですから、

これからの時期は肺を中心とした呼吸器には

とても過酷な季節になります。

動画の中でもお話をしていますが、

乾燥対策をするにはやはり食べ物で潤いを補うことが最も効果的です。

一方で辛いものは乾燥を助長してしまうので、

特にのどがイガイガしやすい人や空咳が出やすい人は

控えめを心がけると良いと思います。



〜「乾燥によるのどトラブル」ための薬膳のヒント〜

 

動画の中では、あらわれている症状に応じて

のどのトラブル対策におすすめの食材をいくつかご紹介しています。

特にこの時期は咳き込むとなかなか止まらない、という人も

増えてきますね。

動画ではそんな時におすすめの食材として

止咳作用を持つぎんなんとしその実をご紹介しましたが、

そのほかにも活用していただきたいものがあります。

それが「レモン」と「梅」です。

 

いずれもとても強い酸味で収渋の作用があります。

込み上げて咳き込む、咳が止まらないという状態は、

肺の宣発作用がうまくバランス取れていない状態ですから

レモンや梅の酸味で収斂して落ち着かせてあげるのが

効果的なのですよね。

とはいえ、レモンや梅そのままだと酸味の刺激で

余計に咳き込むこともあるので

はちみつを加えてお湯でわったレモネードや

熱湯に梅干しを落として身を崩した梅茶などがおすすめです。

 

また、乾燥する秋はあまり関係ないかもしれませんが

痰が大量に出る時は、陳皮を活用するのもおすすめ。

陳皮には燥湿化痰の作用があり、痰のキレを良くしてくれます。

こちらも熱湯を加えてお茶にするのがおすすめ。

ただしこの場合、はちみつなどの甘味は痰を余計に生んでしまうので

合わせないのがポイントです。



■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー

 

◆次回は19日に開催!無料オンライン進路相談◆

 

薬膳資格を取ったそのあとは?

もうすでに資格は取ったけれど、これからどうやって活動を始めれば?

そんな疑問にお答えします。

もちろんつばめ薬膳アカデミーの講座・ワークショップの内容について

いろいろ質問したいという方も大歓迎!です。

次回は19日火曜日の開催。

先着順で前日まで受け付けています。

お申し込みはこちらからどうぞ。

https://tsubameyakuzen.com/contents_251.html



◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆

月ごとに平日と週末の各1回開催。

「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、

中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。

11月…「生理不順」11月5日(金)、11月7日(日)

12月…「冷え症」12月3日(金)、12月5日(日)

 

※いずれの日程も教室受講かオンライン受講をお選びいただけます。

https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html



◆薬膳レシピ作成スキルアップ講座◆

 ベーシックコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html

 アドバンスコース

  https://tsubameyakuzen.com/contents_20.html

◆おうち教室作りワークショップ◆

  https://tsubameyakuzen.com/contents_236.html

上記については現在リクエストによる開講とさせていただいています。

ご興味のある方、受講希望の方はアカデミーホームページより

お問い合わせいただくか、

「無料オンライン進路相談」をご予約ください。



そのほかの講座・セミナーについては

つばめ薬膳アカデミーホームページをご覧ください。

https://tsubameyakuzen.com



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