神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
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【月刊つばめ通信】薬膳を仕事にするためにまず考えておきたいこと

2019/01/01
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薬膳を仕事にする人のためのメルマガ
月刊つばめ通信 2019年1月号
https://tsubameyakuzen.com
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こんばんは。渡辺真里子です。
新年早々、遅い時間に失礼します。

明けましておめでとうございます。
2019年はとてもよいお天気で明けましたが、いかがお過ごしですか?
旧年中は「月刊つばめ通信」をご愛読くださり、ありがとうございました。
本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

さて、一年の計は元旦にあり、と言いますね。
何か今年の目標は考えましたか?
このメルマガを読んでくださっているということは、
薬膳を今勉強している真っ最中であったり
薬膳というツールを使ってお仕事をしていたり、これからする予定だったり
という方ではないでしょうかね?
そこで今回は、「薬膳を仕事にするために、まず考えておきたいこと」を
テーマに書いてみたいと思います。


ーーー



薬膳を仕事にするといっても、いろんな仕事のしかたがあると思います。

 

例えば、私が関わったことのある方の中で一番多いのが

薬膳料理の教室をご自宅などで開いている人。

また、薬膳料理を提供するお店をやっておられる人もわりとおられます。

この場合、ご自分で開発したレシピでお客様をもてなしたり

生徒さんに教える、という形になるかと思います。

 

他には、すでにされているお仕事に薬膳の知識をプラスするケース。

薬剤師さんや看護師さんが比較的多いですが、

こちらはレシピを提供というより食事のアドバイスがメインとなるでしょうか。

栄養士さんで給食に薬膳を取り入れた形を模索している人もおられます。

 

私の場合は理論をお伝えすることが仕事のメインになっているので

前の2つのパターンにはあてはまらないかな。

薬膳を仕事にしている人の中でもかなり変わったパターンだと思います(笑)

 

ということはさておき。

 

 

薬膳を仕事にしようと考えた時に、よく思いつくのが

先ほどあげたような、どういう業種にするか、ということだと思います。

でも、今回お伝えしたいのは、

そこからもう一歩踏み込んで、なぜ薬膳を仕事にしたいのか?ということを

考えてみてほしいということなんです。

 

言い換えれば、

あなたは「薬膳」というツールを使って、何を人に伝えたいのか、ということ。

 

たぶんこの問いに対しての答えは、人の数だけ上がると思いますが、

一度ご自分なりにじっくり考えてみてください。

その時に、考える視点として、薬膳というツールによって

「自分」の何を表現したいのかということをヒントにしてみてください。

 

例えば、薬膳料理教室をしたいと考えていたとして、

その教室であなたが伝えたいのはどんなことでしょうか?

「レシピ」という自分の作品を伝えたいのでしょうか?

「薬膳で体調を整える」ということを通じて、

人に癒しやいたわる気持ちを伝えたいのでしょうか?

「知識」を教えて、その人が健康な生活を送るための知恵を伝えたいのでしょうか?

もしかすると、これまでこんなことを学んできましたということを

アピールしたいということかもしれません。

 

これらのどの方向が自分に近いか、一度考えてみてください。

あるいは、これらの方向がそれぞれ何%ずつになるか、

という風に考えてみてもいいと思います。

 

 

業種はあくまで薬膳を仕事にする上での手段。

大切なのは「なぜ薬膳を仕事にするのか」

「仕事にすることで何を伝えたいのか、表現したいのか」といった

「薬膳を仕事にする目的」です。

ご自分の思っていることと実際のお仕事の内容がズレていると

実は後々とってもしんどくなってしまいます。

人から求められることと自分がやりたいこととの違いが

時間が経つに連れて大きくなってしまうからです。

そうなると、続けることがつらくなっちゃうんですよね。

 

 

あるところで聞いた言葉に、

「成功する秘訣は、成功するまで続けること」というものがあります。

確かにそうですよね。

せっかく薬膳を学んで資格までとって「仕事にしたい」と思われたのなら

ぜひ成功するまで続けていただきたいのです。

 

だからこそ、ぜひご自分の今の気持ちを確かめてみてください。

そして、できればどこかにメモとして残しておきましょう。

明文化することでご自分の考えも整理しやすくなります。

また、これから仕事としての形を作っていこうとしている段階では

ここがはっきりと明文化されていると、形も作りやすくなってきますよ。

 

 

今回は新年第一弾ということで、ちょっとお堅い話になったかもしれません。

でも、やはり「一年の計は元旦にあり」ですから(もう元日の夜だけど)

新年のフレッシュな気持ちのままに、ご自分なりに思いを巡らせてみてくださいね。

きっとそこで浮かんだことが、今年の活動を支えていってくれると思います。

そしてひとりでも多くの人が

「薬膳」を伝える仲間として活躍してくださるといいな、と思っています。

今年もがんばりましょうね。

 

 

 

■1月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

1月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。

教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり

ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。

 

◇冬至…12月22日

 1年で最も陰が極まる日。新たな陽がひとつ生まれます

・末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)…1月1日

 

◇小寒…1月6日

 いわゆる寒の入り。寒さ厳しいひと月が始まります

・初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)…1月6日

・次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ)…1月10日

・末候:雉始雊(きじはじめてなく)…1月15日

 

◇大寒…1月20日

 1年で最も寒くなる時期。そして冬の最終盤です

・初候:款冬華(ふきのはなさく)…1月20日

・次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)…1月25日

・末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)…1月30日

 

 

二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。

そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。

それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、

季節の変化を知る上でとても役に立ちます。

 

暦のとおり1月は1年で最も寒い時期です。

大切なのは、寒さ対策をするとともに乾燥対策も心がけること。

バリア機能に深く関わる肺は乾燥とともに寒さも苦手ですから、

これらから守ることを心がけましょう。

外に出た時に鼻水や咳が出るときは肺が冷えた証拠。

お出かけ時のマスクは肺を寒さと乾燥から守ることにも繋がりますから

この時期調子を崩しやすい人はお試しくださいね。

 

 

■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー

 

◆薬膳レシピ作成スキルアップ講座◆

ベーシックコース日曜クラスのスタートを3月に変更いたします。

https://tsubameyakuzen.com/contents_21.html

アドバンスコース8月スタートクラス開講中

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いずれのコースも単発での受講が可能です。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

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まずはこちらから。

講座の雰囲気を体験できるとともに、受講に関して質問もできます。

2月は3日(日)午前開催です。受付は1月29日23時まで。

3月は日程決まり次第HPにアップします。

https://tsubameyakuzen.com/contents_51.html

 

◆つばめ相談室◆

薬膳を仕事にするあなたのための120分。

仕事をする中で生まれた疑問・お悩みの解決にお役立てください。

https://tsubameyakuzen.com/contents_18.html

 

◆40代からのエイジングケア・グループカウンセリング◆

体質にあったセルフケアで幸せなエイジングをめざしましょう。

1月のテーマは「花粉症」。受付は1月2日まで。

2月のテーマは「めまい・頭痛」です。受付開始までしばらくお待ちください。

https://tsubameyakuzen.com/contents_55.html