神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
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薬膳・中医学は一生使える生活の知恵

2018/10/14

そもそも薬膳の世界に入り込んだのは、

自分の体調不良だったということをプロフィールのページにも書いていますが、

 

「よし、勉強してみよ!」と思ったのは、

自分の身体をなんとかしたい、というひっ迫した思いというよりは

たまたま聞いた五臓の話がおもしろかったのでもっと知ってみたかった、

ということの方が大きかったような気がします。

 

なんだかお気楽ですねー笑

 

(あ、でも、もちろん、勉強することで身体もなんとかしたい、とも思ってましたよ)

 

そして、そんなこんなで今の状態があるわけですが、

 

今改めて思うのは

薬膳とか中医学って一生使える知恵だなーということ。

 

 

 



昨今、薬膳もずいぶん知られるようになって、

学ぶ人も増えてきましたが

 

その学びの目標が「資格を取ること」になっていることも多くて

 

せっかく勉強したのに資格を取ったところで

薬膳から離れてしまう人も多いのがもったいないなあ、と思うのです。

 

だって、一生使える知識を手に入れているんですもん。

 

この「一生使える」というのは、単に仕事として、という意味ではありません。

 

あなたのこれからの長い人生、

日々の暮らしの中で活かすことができる、ということです。

 

 

例えば、

季節の薬膳の知識があれば、

季節の変わり目で体調管理が難しい時でも、

食事を工夫することでうまく乗り切ることができます。

 

例えば、

腎の働きと一生の変化との関係

(女性は7歳ごと、男性は8歳ごと、というもの)を知っていれば

ご自分やご家族の年齢の変化とともに起こる

身体の変化にも対応しやすくなりますね。

 

例えば、

舌診の基本的なことを知っていれば

気になった時に舌を見ることで

今のご自分やご家族がどんな体調なのかを知ることができるし

それに対応することもできます。

 

だから、薬膳や中医学って日常の中で使ってナンボ。

 

使えば使うほど経験値も上がるので、

より効果のある薬膳や養生にすることができますよね。

 

 

薬膳を学ぶ人が増えて、

そして、薬膳の知識や魅力を発信する人が本当にたくさん増えました。

 

それは本当にいいこと。

 

薬膳が広がって、多くの人の生活の中に入っていくわけですから。

 

ただ、発信する人はぜひご自分の生活の中でも

薬膳の知識、中医学の知識を使って実践してしてみてほしいな、と思います。

 

これは、あなたの健康のためということだけではありませんよ。

 

そこで実感したこと、経験したことというのは

発信するときのネタになります笑

 

そして、発信する内容の説得力も増します。

 

ということは、人により伝わりやすくなるわけですよね。

 

 

そして、勉強はしたけど、今は薬膳から離れちゃったという人も

ぜひ思いついたことからでいいので、習ったことをちょっと実践してみてください。

 

そうすると、学んだ内容も腑に落ちやすくなることでしょう。

 

「なるほど、そういうことだったのか!」と気づくだけでも

得られる効果は大きいと思います。

 

 

せっかく身につけた一生もんの知識です。

 

ぜひぜひ、使い倒してくださいね!