今回もまずは情報のご紹介です。
ステイホームでできる中医学的・健康な一日の過ごし方
https://chuigaku-cocokara.jp/magazine/2020/05/post_173.php
「冠元顆粒」「勝湿顆粒」などの漢方薬で知られるイスクラ産業さん運営の
「ココカラ中医学」というサイトからのご紹介です。
自粛期間もあけてようやくステイホームから解放されたところですが、
これからもコロナウイルスとうまく付き合っていくには
やはり日々の養生が大切です。
ご紹介のページでは時間帯に分けて取り組むといい養生法や生活上の心がけが
まとめられています。
ぜひこれからの生活にも参考にしてくださいね!
*
さて、その「薬膳の基礎復習講座」ですが
おかげさまで好評のうちに2回目までが終了しました。
今回は薬膳の勉強にブランクができてしまった人を対象に
「思い出す」ことを目標にしながら、
「精・気・血・津液」と「五臓」についてお話をしています。
受講生のみなさん、いい感じで思い出していただけているようです。
この講座、実は私にとっても大きなチャレンジとなっていまして…。
というのも、これまで私が担当してきた講座では
「精・気・血・津液」をトラブルのことまで含めるとだいたい4時間、
「五臓」だとトラブル含めて10時間程度かけてお話ししています。
それを今回は6時間(2時間×3回)でお話ししないといけない。
ということは、いかに削ぎ落として大事なところだけをお伝えすることを
やらないといけないわけです。
もちろん、今回の対象はすでに1回はこれらについて勉強されている方なので
その分説明を端折ることもできます。
でもそれだけで所要時間を半分以下にすることはむずかしい。。。
だから内容を絞り込んで、なおかつ時間をかけずに説明する、ということを
強制的にやらないといけないわけなんですよね。
結構頭使ってます笑(←自己満足)
ご自分で教室をしている人からよく聞かれるお悩みのひとつに
「いつも予定時間を大きくオーバーしてしまう」ということがあります。
つい最近も、そんなことを知人の薬膳講師さんとお話ししていました。
これ、すごくよくわかります!
私も自分でセミナーを始めた頃はそうでした。
2時間の予定が3時間になったりとか。。。
受講してくださる方が楽しんでくださる分にはいいのですが、
みなさんイライラしてないかなーといつも変な脇汗かいてましたから笑
そうなってしまう原因の多くは
「たくさんのことを伝えようとしすぎること」なんですよね。
自分なりに経験も重ねて、その時お伝えすることを
バッサリとふるいをかけることができるようになってからは
予定時間内にうまく詰められるようになってきたかな、と思います。
今回の復習講座も、なんとかタイムスケジュールは予定通り進んでいる感じです。
「ふるいのかけ方」は、
ある程度は「こうしたらいいよ」とお伝えすることもできますが
それよりなにより、「講師としての経験」の積み重ねによるところが大きいです。
私の場合は「◎◎について」お話しするとしたらだいたい△分という感覚が
経験を積み重ねることで養うことができました。
それがわかるようになってからは変な汗もかかなくなってきたかな。
だから、将来「薬膳の講師として活動したい」「自分で教室を開きたい」
と思っている人は、やはり「経験を積む」という意味で
なにかしら「人に薬膳を伝える」ということを始めてみてほしいのです。
3月に開催した「つばめのお茶会」でお話をしたのですが
「薬膳の知識を活かした仕事」には講師の他に飲食店で薬膳料理を提供するとか
医療現場で相談に乗るとか、いろいろありますけれど
その第一歩は、身近な人、まわりの人にレクチャーをする
「おうち教室」を始めてみることだと私は考えています。
身近な人相手なら、その人がどんなことに関心や興味がありそうか
なんとなくわかりますよね。
それがつかめていると「私が感じている薬膳の魅力」を伝えるには
どうアプローチしたらいいか、どうふるいをかけたらいいか、ということが
なんとなく見えてくるのでは、と思います。
「おうち教室」と書いてしまうと何だかたいそうなことに見えるかもしれませんが、
お友達とお茶している間のちょっとした時間に薬膳の話をしてみる、
ということからでもいいんです。
実際に自分でお話をしてみることで、
なにがわかっていてなにがうまく話せないのか、がわかってきます。
うまく伝えられなかったのなら、次はちゃんと伝えられるようになればいい。
そうした経験から得られた知識やスキルの積み重ねが
2時間とかのセミナー、講座を回していける力になっていくんですよね。
自粛が徐々に終わって、これから講師活動を始めようとしている人も
いらっしゃるのではないかと思います。
今回はそんな人に向けて、今思っていることを書いてみました。
お役に立つといいのですが。
私事ですが、これからさらに少しずつ
「薬膳講師養成」に力を入れていきたいと思っています。
その中で、今回お話ししたようなことも伝えていければいいかな。
そのための講座・ワークショップもこれから内容を固めていきますので
ご案内できる時期が来ましたら、このメルマガでお知らせしますね。
それからもうひとつ。
今月21日夏至の日に、再び「つばめのお茶会」をやる予定をしています。
このメルマガの中でもご案内をしていますので、よかったらどうぞ。
また楽しいひとときをみなさんとすごせるといいな、と思っています。
■6月の暦■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6月に訪れる二十四節気と七十二候の暦です。
教室の生徒さんにお伝えしたり、お店のメニュー作りの目安にしたり
ご相談者さんへのアドバイスの参考にしてくださいね。
◇小満…5月20日
無事に麦の収穫が始まり、農家の人たちはほっと一安心する頃です。
・末候:麦秋至(むぎのときいたる)…5月31日
◇芒種…6月5日
稲など芒(のぎ)のある種をまく頃とされます。季節はそろそろ梅雨へ。
・初候:蟷螂生(かまきりしょうず)…6月5日
・次候:腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)…6月10日
・末候:梅子黄(うめのみきばむ)…6月16日
◇夏至…6月21日
1年の中でで最も陽が極まる頃。蒸し暑さを感じ始める時期です。
・初候:乃東枯(なつかれくさかるる)…6月21日
・次候:菖蒲華(あやめはなさく)…6月26日
・末候:半夏生(はんげしょうず)…7月1日
二十四節気とは1年を24等分(約15日間)した季節の暦。
そしてそれをさらに3等分(約5日間)したものが七十二候です。
それぞれの名前は気象や動植物の変化にちなんだものがつけられており、
季節の変化を知る上でとても役に立ちます。
今月は21日にいよいよ夏至を迎えます。
まだ実感はないですが、陰陽の視点で見るとここが夏の真っ盛り。
1年の中での陽の極まりであるので、
いろんなものが動きやすい、ととらえることができます。
特にこれからの時期心がけていただきたいのが
「心を落ち着ける時間を取ること」。
いろんな物が動きやすいということは、精神的にも落ち着かないことが多い
ということです。
心が疲れてしまうといろんなことが楽しめなくなってしまいます。
ぜひ1日のうちでも10分ぐらいは静かなところで過ごすなど
精神を落ち着かせ、休める時間を作ってみてくださいね。
もちろん睡眠もしっかりと取るようにしましょう。
■この時期おすすめの「体質タイプ・薬膳茶」■ーーーーーーーーー
昨年秋より販売を開始した「体質タイプ・薬膳茶」。
気虚・血虚・陰虚・陽虚・陽盛・気鬱・血瘀・痰湿
それぞれの体質に合わせてブレンドした8種類をラインナップしています。
今回からこの時期におすすめの商品をご紹介していきます。
今回のおすすめは「トパーズタイプ」。
痰湿体質向けにブレンドした薬膳茶です。
熱湯を入れるとまず際立つのがカルダモンの近縁種・白豆蔲(びゃくずく)の香り。
これだけでお腹がスッキリする人もいることでしょう。
メイン素材は炒ったはと麦と干したとうもろこしのひげ。
いずれも優れた利尿作用で体を軽くしてくれます。
とうもろこしのひげは、少しクセを感じて苦手に思う人も多いのですが、
すっきりと召し上がっていただけるようブレンドに工夫を凝らしました。
飲み方は、マグカップにティーバッグひとつと熱湯を注いで3分ほど置くだけ。
ティーバックはそのままにして飲み、
量が半分ぐらいになったらまた熱湯を加えてください。
ティーバッグひとつで1日飲むことができます。
(時期的に傷みやすいので、お茶が濁ってきたり味や香りが変わってきたら
お召し上がりにならないでください)
「トパーズタイプ」の情報はこちらもご覧ください。
(オンラインショップBASEのサイトにジャンプします)
https://tsubameyakuzen.com/contents_178.html
■つばめ薬膳アカデミーからのお知らせ■ーーーーーーーーーーーー
◎ 【再び開催】つばめのお茶会 6月21日(日)14:00〜16:00
テーマは「薬膳を仕事にしたい人のための“進路相談”」
しっかり学んで資格もとった、でもそれから先の一歩が踏み出せない。。。
そんなあなたのための時間です。
3月に開催、好評をいただきましたお茶会の第二弾を
6月21日(日)夏至の日に開催いたします。
あなたらしい薬膳の伝え方を見つけてみましょう。
遠方にお住まいなどでご希望の方はオンラインでの参加もOKです。
(詳しい内容は後日アップの予定です)
https://tsubameyakuzen.com/contents_223.html
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◆薬膳師のためのブラッシュアップセミナー◆
月ごとに平日と週末の各1回開催。
「冷え症」「むくみ」など毎月1テーマを設け、
中医学的な見立て方や薬膳レシピを立てるポイントをお伝えします。
6月…「更年期」6月7日(日)、12日(金)
7月…「夏バテ」7月5日(日)、10日(金)
※6月より教室での開催となります。
ご希望の方はオンラインでもお受けいただけます。
https://tsubameyakuzen.com/contents_166.html
現在6月、7月ともお申し込み受付中です。
◆「薬膳師のための方剤学講座」◆
中医学・漢方の入り口の案内役となることの多い
薬膳のプロ・先生だからこそ、知って活用していただきたい「漢方薬」。
この講座では、特に薬店などで手に入る「漢方薬」に絞って
それぞれの効能や使い分けをご紹介します。
途中入学、単回受講ともにOK。オンライン受講可能です。
6月…「イライラ・ストレス」6月7日(日)
7月…「尿トラブル」7月5日(日)
https://tsubameyakuzen.com/contents_202.html
◆つばめ相談室◆
薬膳を仕事にするあなたのための120分。
講座をどう組み立てる?
薬膳メニューを導入したいけれど、どうしたらいい?などなど、
仕事をする中で生まれた疑問・お悩みの解決にお役立てください。
https://tsubameyakuzen.com/contents_18.html
◎その他お知らせ
◆「体質タイプ・薬膳茶」オンラインでもお求めいただけます◆
渡辺の体質改善プログラム「体質タイプ・コンサルティング」で
お伝えしている8つの「体質タイプ」。
このほど、それぞれのタイプに合わせた薬膳茶を開発しました。
ちょっと一般では手に入りにくい薬膳素材もラインナップしています。
https://tsubameyakuzen.com/contents_176.html
◆渡辺真里子のLINE公式アカウント、配信しています。
季節の暦の節目にその時期におすすめの食材・養生法などをお知らせします。
メッセージで食材名を送信すると、その食材の薬膳的効能もお伝えしています。
出先でちょっと効能を調べたい、という時にご利用くださいね。
https://lin.ee/c0R1Zhc