神戸市・薬膳専門家さんのための教室 つばめ薬膳アカデミー
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アドバンスコース13回目は「血瘀」の薬膳でした

2019/02/03
気がつけば2月!
こちらのブログではすっかりご無沙汰してしまいました。
2019年初めての更新です。
本年もつばめ薬膳アカデミーをどうぞよろしくお願いいたします。
講座の方は年始の5日から始まっていまして、今年もひとりでも多くの人と「薬膳を伝える楽しさ」を共有していきたいと思っています。

さて、昨日はアドバンスコースの13回目。
「体質に合わせる薬膳」の「血瘀体質」の回でした。





血瘀、つまり血行不良の体質を薬膳的にどう見立て、レシピを組み立てていくのか、というお話だったのですが、そもそも血瘀になる原因には様々あります。

 

(血瘀と瘀血はどう違うねん!と思っている人もいますよね?このことも講座内でちゃんとお伝えしていますよー)

 

だからただ単に血行を良くする(理血)するだけでなく、原因も見越した上で改善方法を組み立てることが大切。

 

そういう意味では今回のお話の内容は、講座でこれまでお話ししてきたことの集大成的なところもあったかな、と思います。

 

最後の症例のワークも今回はちょっとややこしい問題でしたが、さすが、これまで熱心に学んでくださった成果が現れて上手に分析、レシピ作成までできていました。

 

 

ところで、「体質に合わせる薬膳」の回では、毎回薬膳にも使える中薬を1〜2種類煎じて味見もしていただいています。

 

今回は川芎を煎じて味や香りを体感してみました。

 

残念ながら日本で川芎は、現在のところ医薬品としてでしか流通されないので、一般人の私たちが気軽に購入できるものではありません。

 

でも、薬膳の専門家としては、やはりその味や香りは知っておいていただきたいもののひとつ。

 

独特の香りがありますが味はそんなにクセがないので、薬膳に使いやすいんですよね。

 

 

つばめの講座ではこんなふうに、理論を学ぶだけでなく、実際に考えたり味わったりなど、「体験する」ことも大切にしています。

 

私もそうでしたけれど、体験って習ったことの理解を深めることにもつながるし、講師活動など伝える側になった時には「話のネタ」にもなりますから。

 

ぜひぜひ、あなたもつばめで「話のネタ」をいっぱいゲットしてくださいね。