これからは養生(セルフケア)が大切な時代
人生100年の時代が近づこうとしている今、最後までいかに寝たきりにならず元気にすごしていくか、いわゆる「健康寿命」という考え方が注目されています。
人間、歳を取れば何かしら身体に不具合は出てきますし、持病を抱えることも少なくありません。
それでも動ける状態を維持し続けるには、日ごろのセルフケア(養生)が大切なのは言うまでもないことです。
一般の人でも使えるのが薬膳・中医学
薬膳の基礎理論である中医学は、今から2,000年ほど前、それこそ機械もない時代から、自然をお手本に陰陽五行学説というルールを使って発展してきました。
だから、基本的な知識を身につければ私たち一般人でも体調チェックができ、日々の健康管理に役立てることができます。
また中医学は、病気に対する治療はもちろんですが、それよりもまずは予防することを重視して発展してきました。
だからこそ、中医学の知識を持つことはこれからの時代にこそとても大切なことだと考えています。
東洋と西洋、ふたつを組み合わせてこそ
西洋発祥である現代医学は、身体を部分的に絞り込んで診ることで病んでいるところを見つけ、取り除くことを得意としています。
一方、東洋発祥である中医学は、身体全体をひとつのシステムととらえ、バランスを取りながら調整することが得意です。
どちらがいいとか悪いとかではなく、考え方、視点の違うもの同士だからこそ、その両方を組み合わせて使うことでその可能性はぐっと広がるのではないでしょうか?
薬膳・中医学を食や健康の「もうひとつのスタンダード」に
人生100年の時代に向けて、年齢を重ねても精力的にお仕事をされたり、活躍される方が増えていくことでしょう。
でもそれは健康で元気な身体があってこそ。
だからこれからは、薬膳や中医学の智慧の恩恵を受ける人がどんどん増えていってほしいと思います。
そして薬膳・中医学を食や健康の「もうひとつのスタンダード」になるようにしていきたい。
そのためには、今もうすでに学んで知識を持つ人たちが、その知識を自信を持ってさらに多くの人に伝えていってほしい。
そんな想いから、この「つばめ薬膳アカデミー」は生まれました。
教室名と屋号にこめた想い
教室名・つばめ薬膳アカデミー
夏に巣立ったつばめは冬が近づくころには大空をすべるように飛び、海を渡っていきます。
そんなふうに、この教室で学ばれた方が薬膳のプロとして広く自由に活躍していかれるように、という想いを込めて名付けました。
また、つばめが巣をかけた家は幸運に恵まれ、お店は繁盛するとか。
お隣・中国でもつばめは幸福や子宝の象徴として知られています。
この教室が薬膳のプロとして活動する人のオアシスとなり、豊かさの循環を生む存在でありたい、そんな願いも込めています。
屋号・Light of Lantern(ライト・オブ・ランタン)
「Light of Lantern」とは灯籠やランプの光、という意味。